【安価】ようこそ実力主義の教室へ
1- 20
254: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/21(火) 22:52:04.09 ID:6iS857jM0
>>253
 2:10人】

 ホームルームが終わってすぐ、わたしは電子黒板に映ったままの小テストの結果から赤点の可能性がある生徒の名前をノートに書き連ねていく。
 このままいけば赤点になる生徒、赤点になる可能性のある生徒を合わせて10名。なかなか危うい。
 クラスの中がまだ騒然とする中、一色くんが教壇に立って2回手を叩いて注目を集める。

「みんな、気持ちは分かるけど落ち着いて。今はとりあえず再来週の中間テストに備えよう」

 その言葉は赤点候補者へと発せられた言葉。
 事実を重く受け止める者、退学という単語をチラつかせて脅しているだけだと冗談のように受け止める者、興味なさそうに携帯を弄る者と反応は様々だ。

「放課後組と部活動組で2つのグループを作って勉強会を開こうと思う。この前の小テストで危ないと思った人は是非参加してほしい」

 部活動をしていない生徒は17時から、部活動をしている生徒は20時からの2つに分けて勉強会を提案する。
 赤点候補者のうち半数は部活動に所属している。一度に全員の面倒を見るよりは少人数ごとの勉強会を開催した方がずっと有効だろう。
 ただ問題は、該当者が勉強会に参加するかどうか。
 後ろの席から様子を見ている限りでは、せいぜい半数が真面目に取り組めば良い方。すんなりと全員が勉強会に参加すると手を挙げることはないだろう。


【気付きコンマ判定。
 直感・洞察力:91(優秀) のためほぼ気付きます。
 4:気付かない
 それ以外:クラスから退学者が出た場合について
 下1のコンマ1桁でお願いします。】


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
608Res/522.78 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice