浜田まりん「と、友達の話だけど……」
1- 20
2:名無しNIPPER[sage saga]
2021/06/26(土) 21:29:12.53 ID:SOVw+v6uO
「また友達の話か」
「な、なんか文句ある!?」

うんざりした様子の東に対して喧嘩腰で吠えて見せると、彼は肩を竦めて続きを促した。

以下略 AAS



3:名無しNIPPER[sage saga]
2021/06/26(土) 21:31:47.04 ID:SOVw+v6uO
「ん? 何故部長が泣き崩れるんだ?」
「わ、私にもいろいろあるのよ!?」

鈍い東はそのはしたない女が私であると気づいておらず、キョトンと首を傾げつつも。

以下略 AAS



4:名無しNIPPER[sage saga]
2021/06/26(土) 21:33:42.87 ID:SOVw+v6uO
「先に言っておくが、身体を求められたからといって自信がつくとは限らんし、それで自信を持つことは健全とは言えないぞ」
「……はい」

それでもわかりやすい何かが欲しいのだ。
口では可愛いと言っても、そういう対象ではないのは寂しい。そう、私は寂しいのだ。
以下略 AAS



5:名無しNIPPER[sage saga]
2021/06/26(土) 21:35:56.13 ID:SOVw+v6uO
「で、でも、ベタベタして嫌じゃないかな」
「さてな。嫌がるようならやめればいい。ともかく行動あるのみだ。でなければ、一向に距離は縮まらないからな」

クイッと眼鏡を押し上げながら、東はもっともらしくそう結論づけた。大した奴だよ。
そこでふと、私は本物の親友とその恋人である東との関係性について気になり、尋ねた。
以下略 AAS



6:名無しNIPPER[sage saga]
2021/06/26(土) 21:37:19.77 ID:SOVw+v6uO
「何故と言われても困る。これはある種の礼儀作法のようなもので……」
「無礼者! そこに直れ!!」

とりあえず東を正座させて今度は私が腕組みをして説教を開始した。とんでもない男だ。

以下略 AAS



7:名無しNIPPER[sage saga]
2021/06/26(土) 21:38:38.90 ID:SOVw+v6uO
「しかし、部長」
「あ?」
「そ、そんなに睨むな。部長も現在、カフェインと付き合っているわけだから、そうした状況に置かれる時もあるだろう?」
「それが?」
「そうまでして隠し通したいものなのか?」
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[sage saga]
2021/06/26(土) 21:40:07.34 ID:SOVw+v6uO
「東」
「よし、そうと決めれば善は急げ……いや、便は急げで相沢さんを呼び出して……」
「呼ぶな」

見切り発車寸前の東に現実をわからせる。
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[sage saga]
2021/06/26(土) 21:41:32.37 ID:SOVw+v6uO
「東、いい加減に……」
「お? 良い具合に便意が高まってきたぞ」
「ちょ、本気なの!?」

正座していた東が重い腰を上げてうんこ座りになり、両手を握って力み出した。やばい。
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[sage saga]
2021/06/26(土) 21:43:38.49 ID:SOVw+v6uO
「高橋くん……?」
「東からLINEが来て、走ってきた」

どうやらそういうことらしい。
東の妄言も時間稼ぎだったのだろう。
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2021/06/26(土) 21:44:45.95 ID:SOVw+v6uO
「は、鼻水塗れになるよっ」
「別にいいよ。俺も試合中とか拭くし」
「そ、そういう問題じゃ」

とかなんとかいいつつ、広い背中に手を回してみたりして。離れたくないのは私も同じ。
以下略 AAS



11Res/10.41 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice