【ミリマス】馬場このみ『3月19日』
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31: ◆Kg/mN/l4wC1M
2021/03/19(金) 12:26:34.67 ID:wEzeH4cQ0

目の前には、大きな門扉が開かれていた。
そしてそのすぐ脇には、『二次試験 試験会場』と書かれた、白い看板が立っている。
僕は看板の前で立ち止まって、そっとイヤホンを外した。

以下略 AAS



32: ◆Kg/mN/l4wC1M
2021/03/19(金) 12:27:15.49 ID:wEzeH4cQ0

    ◇

あの日から、何週間かが経った。
住み慣れたこの街を歩くと、少しずつ季節は移り変わっていることを実感した。
以下略 AAS



33: ◆Kg/mN/l4wC1M
2021/03/19(金) 12:28:02.44 ID:wEzeH4cQ0

今日の定期公演では、開演前に握手会が設けられる事になっている。
765プロライブ劇場では、このような構成のイベントが、結構頻繁に行われる。
基本的には、当日の公演の出演者と同じメンバーが参加する。
僕はスタッフに携帯のメール画面を見せて、劇場の中に入った。
以下略 AAS



34: ◆Kg/mN/l4wC1M
2021/03/19(金) 12:29:02.58 ID:wEzeH4cQ0

「──い、いつも応援しています!」

「ウフフ、ありがとう。お姉さんも頑張るわね♪」

以下略 AAS



35: ◆Kg/mN/l4wC1M
2021/03/19(金) 12:29:57.08 ID:wEzeH4cQ0

「私もね、みんなが振ってくれるサイリウムの光に、いつだって勇気をもらってるの。……だから、私からも言わせてほしい」

「いつも、ありがとう」

以下略 AAS



36: ◆Kg/mN/l4wC1M
2021/03/19(金) 12:30:42.43 ID:wEzeH4cQ0
僕の中で色々な記憶、思いが駆け巡った。
僕は公演へ来るたびに、彼女の色のサイリウムを掲げてた。
──『どうか、届きますように』って。
抱えた色々な思いが僕の心で溢れて、胸がいっぱいになった。

以下略 AAS



37: ◆Kg/mN/l4wC1M
2021/03/19(金) 12:31:42.19 ID:wEzeH4cQ0
「で、でも──」

 僕は沈黙を破るように、慌てて切り出す。もう、今更隠すことなんてないだろう。

「僕は貴方に、劇場のみんなに必ず会いに来ます。
以下略 AAS



38: ◆Kg/mN/l4wC1M
2021/03/19(金) 12:32:35.61 ID:wEzeH4cQ0

「伝えてくれて、ありがとう。
 そういう気持ちを誰かに話すのって、すっごく勇気がいると思う。
 ……だから、私は嬉しい」

以下略 AAS



39: ◆Kg/mN/l4wC1M
2021/03/19(金) 12:33:03.39 ID:wEzeH4cQ0

    ◇

僕は座席に着いて、開演の時間を待っていた。
時間まで、あと二、三分くらい。
以下略 AAS



40: ◆Kg/mN/l4wC1M
2021/03/19(金) 12:33:31.25 ID:wEzeH4cQ0
開幕のベルが鳴る。
その音に、思わず緊張が走った。
きっとそれはみんな同じで、辺りは途端に張りつめた。
隣の人の鼓動さえ、聞こえてきそうだった。

以下略 AAS



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