37: ◆Kg/mN/l4wC1M
2021/03/19(金) 12:31:42.19 ID:wEzeH4cQ0
「で、でも──」
僕は沈黙を破るように、慌てて切り出す。もう、今更隠すことなんてないだろう。
「僕は貴方に、劇場のみんなに必ず会いに来ます。
向こうで頑張って、『かっこいい大人』になって──!」
……結局、全部言ってしまった。
やっぱり、良くも悪くも僕の心は正直なんだと思う。
彼女の瞳は、何も変わらず僕の目を見つめていた。
たったそれだけだったけれど、僕には分かった。
大勢のファンの一人でしかない僕の話を、彼女は真っすぐに受け止めてくれたんだと。
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