【咲-Saki-】京太郎「たのしい宮永一家」【微安価】
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122: ◆copBIXhjP6[sage saga]
2021/02/10(水) 04:34:59.17 ID:kMGUxpud0
カードホルダーを首から下げつつ玄関を出て、先程通ってきた校門へ歩みを進めた。
清澄高校にはプロになってから一度コーチとして呼ばれており、この来訪が初めてというわけではない。
当然部室の位置は覚えているし、行き方だって............

照「すみません」
以下略 AAS



123: ◆copBIXhjP6[sage saga]
2021/02/10(水) 04:36:09.85 ID:kMGUxpud0
――― 旧校舎 麻雀部室


「補修工事」と書かれた大きなボードと鉄骨の足場に囲まれた旧校舎に入り、軋む階段を一段ずつ踏みしめた先に麻雀部室はひっそりと存在する。
しかし扉を一度開ければその限りではなく、部屋は大勢の部員と対局の熱気に包まれていた。
以下略 AAS



124: ◆copBIXhjP6[sage saga]
2021/02/10(水) 04:37:05.78 ID:kMGUxpud0
――― 準備室


久「汚い部屋でごめんなさいね。ささ、座って」

以下略 AAS



125: ◆copBIXhjP6[sage saga]
2021/02/10(水) 04:37:45.20 ID:kMGUxpud0
ガチャッ

「どうぞ。この前焼いたクッキーが残っとったんでご自由に」

久「ありがと」
以下略 AAS



126: ◆copBIXhjP6[sage saga]
2021/02/10(水) 04:38:28.41 ID:kMGUxpud0
【6月下旬】


――― 長野県内 県予選会場

以下略 AAS



127: ◆copBIXhjP6[sage saga]
2021/02/10(水) 04:40:17.79 ID:kMGUxpud0
生徒が三々五々に帰っていった後も、閉会式が終わった会場は誰とも知れない人々で溢れかえっていた。
自動販売機でコーヒーとジュースを買って、喧騒の隅にぽつんと取り残されたベンチに二人腰掛けた。

久「今日はお疲れ様。頭を使った後はちゃんと糖分補給しないとね」

以下略 AAS



128: ◆copBIXhjP6[sage saga]
2021/02/10(水) 04:40:53.21 ID:kMGUxpud0
なら彼女たちは?
オカルトが絶対的なものであればあるほど、牌が見えれば見えるほど、彼女たちにとって麻雀は確定された―――囲碁や将棋と同質のものになっていく。
そこに偶然性はなくて、オカルトという『力』への依存は過剰なまでに強まっていくのだ。
そして今、明はその拠り所を失っていた。

以下略 AAS



129: ◆copBIXhjP6[sage saga]
2021/02/10(水) 04:41:52.06 ID:kMGUxpud0
――― roof-top


カランカラン

以下略 AAS



130: ◆copBIXhjP6[sage saga]
2021/02/10(水) 04:42:26.91 ID:kMGUxpud0
真嗣「母ちゃん、今日はバイトさん足りよるんと違かったんか?」

まこ「ちぃと別件でな。顔見知りがええんじゃと」

真嗣「はぁ......それでこの面子ってことですか、先生」
以下略 AAS



131: ◆copBIXhjP6[sage saga]
2021/02/10(水) 04:43:28.02 ID:kMGUxpud0
正直言って、明がこの調子では全国なんて到底戦えない。
今の麻雀部は私が部長だったあの頃と違う。人数もそこそこ増えた上に二年生や三年生の練度は高く、トップ層ともなればかなりの実力者揃いである。
それにも拘わらず一年生の明が大将を任されているのは、彼女が『強い』ということを全員が認めているからだ。
彼女のオカルトへ依存しているのは彼女自身だけではない。部員のみんなも同じだった。
不安がチーム内に伝播させないためにも、何としてでもこの問題は今日中に解決しなければ。
以下略 AAS



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