6: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/01/01(金) 19:56:14.43 ID:yjJ7DZoqO
愛「と・こ・ろ・で」
歩夢「?」
突然、愛ちゃんが向き直る。
7: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/01/01(金) 19:57:12.82 ID:yjJ7DZoqO
【1番道路・ポケモン研究所前】
タッタッタッ……
歩夢「ハァ……ハァ……やっと追い付いた……」
8: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/01/01(金) 19:57:59.30 ID:yjJ7DZoqO
叫び声がしたのは、研究所から少し奥。
舗装された道からは外れ、草むらも周囲に見えるくらいには手つかずの自然。
???「お願いよ! 誰かー!」
「ガァ ガァ!」
9: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/01/01(金) 19:58:37.33 ID:yjJ7DZoqO
目の前で繰り広げられるのは、壮絶な光景だった。
愛「こんの……離れろー!」
「ガァッ!? ガァーーー!」
10: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/01/01(金) 19:59:44.81 ID:yjJ7DZoqO
歩夢「っ────」
つつかれて、砂をかけられて。
私に碌な抵抗が出来ないのをいいことに、つけあがったように攻撃をし続けるココガラたち。
痛い。分からないけれど、多分血も出ている。
11: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/01/01(金) 20:00:33.40 ID:yjJ7DZoqO
「────」
一瞬。何かが光ったような気がした。
次に、無数の何かが降り注ぐような音。
最後に、何かが羽ばたいて行くような音……。
12: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/01/01(金) 20:01:47.43 ID:yjJ7DZoqO
【ポケモン研究所】
「本っっっ当にごめんなさい!」
医務室らしき部屋に運び込まれた私たちがまず目にしたのは、青髪の女性による全力の土下座と謝罪だった。
13: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/01/01(金) 20:03:05.03 ID:yjJ7DZoqO
歩夢「果林……博士」
愛「確か、ポケモンの“姿”について研究してるんだっけ」
果林「そうよ。ポケモンによっては、棲んでいる場所や何らかの要因で姿が変わる子がいるの。
14: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/01/01(金) 20:05:18.15 ID:yjJ7DZoqO
エマ「えーっと……大変なことになった、みたいだね」
赤髪の女性・エマさんは、私たちを見るなりそう言った。
果林「さっきも言ったけど、彼女が私の助手のエマよ。
15: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/01/01(金) 20:07:19.90 ID:yjJ7DZoqO
やがて、光が収まると。
歩夢「……痛くない」
愛「すっごい、傷が治ってる!」
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