9: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/01/01(金) 19:58:37.33 ID:yjJ7DZoqO
目の前で繰り広げられるのは、壮絶な光景だった。
愛「こんの……離れろー!」
「ガァッ!? ガァーーー!」
その辺の木の枝を振り回して、ココガラを振り払おうとする愛ちゃん。
負けじと木の枝に食らいつき、標的を愛ちゃんへと変更するココガラ。
どうすればいいのか分からない私の方に、ココガラの標的から外れた青髪の女性──さっきは見えなかったけれど、白衣を着ている──が、慌てて駆け寄って来る。
青髪の女性「待ってて。すぐにポケモンを持って来るから」
歩夢「えっ……?」
言葉の意味を理解しきれないまま、女性はどこかへ行ってしまう。
追いかけるべきか、非力でも愛ちゃんの方に加勢すべきか……。
そんなことを考えている猶予は、一切与えられなかった。
「ガァ!」
「ガァガァ!!」
「ガァーーーーーー!!!」
私めがけて、新たにココガラが3匹も飛来したのだ。
歩夢「きゃぁっ!?」
愛「歩夢!? ──うわっ!?」
「ガァー!」
112Res/106.96 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20