14: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/01/01(金) 20:05:18.15 ID:yjJ7DZoqO
エマ「えーっと……大変なことになった、みたいだね」
赤髪の女性・エマさんは、私たちを見るなりそう言った。
果林「さっきも言ったけど、彼女が私の助手のエマよ。
彼女、ドクターの研修も受けていてね。怪我の治療は、彼女が」
紹介されたエマさんの手には、2つのモンスターボール。
ピンクの柄……ヒールボール、だったかな?
エマ「怪我をしたポケモンさんはよく診てあげるけど、ヒトにするのはまだ経験が浅いんだ。
だから上手くいくか分からないけど……お願い、ネーヴェ、キュワワー!」
「メェー」
「キュワー」
ボールから現れたのはヤギのようなポケモンと、お花が集まった輪っかのようなポケモン。
私にとって初めて見る2匹だ。
エマ「ネーヴェはグラスフィールド、キュワワーはフラワーヒールを」
「メェメェ」
「キュキュワー」
エマさんが指示を出すと、足元に突然緑が生い茂る。
その中で活き活きとするキュワワーが花のような光を放ち、私たちを包み込んだ。
……。
……。
……。
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