11: ◆8TImjtGSKs[sage]
2021/01/01(金) 20:00:33.40 ID:yjJ7DZoqO
「────」
一瞬。何かが光ったような気がした。
次に、無数の何かが降り注ぐような音。
最後に、何かが羽ばたいて行くような音……。
歩夢「……あ、れ?」
痛く、ない。いや、身体の節々は痛むけれど……攻撃の手が止んでいる。
恐る恐る、防御姿勢を組んでいた腕を解く。
愛「助かった……みたいだね」
倒れたまま、顔だけを愛ちゃんの方へ向ける。
さっきまで格闘していたココガラたちは……どこにも見当たらない。
地面には、多くの穴。何かが降って来たらしく、あちらこちらに跡を作っていた。
青髪の女性「ごめんなさい、もう大丈夫──あら?」
モンスターボール片手に戻ってきたさっきの人も、異変に気付く。
歩夢「……」
何が起きたのかはまるで分からないが……愛ちゃんの言葉通り。
私たちは、助かったようだ。
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