高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「昼下がりのカフェで」
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12:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/20(日) 14:38:08.92 ID:5Cdea6Tl0
藍子「それだけあったら、探すのが大変になっちゃう。……あれっ。このお話って、昔にもしたような?」

加蓮「したっけ? じゃあ結局、藍子には秘密が合わないってことだね」

藍子「楽しいことや嬉しいことがあったら、つい喋っちゃうから……。でも、加蓮ちゃんの話してほしくないことは、誰にも言っていませんよ」
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/20(日) 14:38:38.61 ID:5Cdea6Tl0
藍子「打ち合わせっていうより、なんだか普通のお喋りみたいに♪ それで、話し合うことや決めることが固まってからは、看護師さんが加蓮ちゃんのことを聞いてきっ――」

加蓮「ほお」

藍子「あ」
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/20(日) 14:39:08.68 ID:5Cdea6Tl0

□ ■ □ ■ □


藍子「えっと、あのお2人――今回ご招待する、入院している子たちには、半分サプライズにするって言いましたよね」
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/20(日) 14:39:38.84 ID:5Cdea6Tl0
藍子「それで、もう半分のサプライズの部分は、どんなことが起きるのかってところなんです」

藍子「そんなにびっくりしたり、ものすごく感動したり……ってほど、大きな計画ではないんですけれど――」

藍子「わくわくしてもらった方がいいかな、って♪ 看護師さんも、そう計らってくれているみたい」
以下略 AAS



16:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/20(日) 14:40:09.72 ID:5Cdea6Tl0
藍子「でもそういう時の加蓮ちゃんは、他の子たちと同じで、すごく一生懸命で。ちょっぴりむきになったり、悔しそうにしていたり……」

藍子「そういうのを見るのが、嬉しかったんじゃないでしょうか」

加蓮「……そういうものなのかな」
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/20(日) 14:40:38.63 ID:5Cdea6Tl0
藍子「看護師さんからの言伝です。――おほんっ」

藍子「今回は、加蓮ちゃんも招待状を受け取った側でしょ? 加蓮ちゃんも、あの2人と同じ、楽しむ側でいいのよ」

藍子「だから藍――わた……、……ううん」
以下略 AAS



18:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/20(日) 14:41:09.43 ID:5Cdea6Tl0
藍子「ま、まあまあ。ほら、加蓮ちゃんも楽しみに待てると思えば」

加蓮「私はプレゼントを靴下に入れる側のアイドルなのっ。プレゼントを受け取る側じゃないんだってば……!」

藍子「加蓮ちゃん、サンタクロースがやりたいの?」
以下略 AAS



19:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/20(日) 14:41:38.66 ID:5Cdea6Tl0
加蓮「言伝は、それで全部?」

藍子「はい。これで全部ですね。……あっ、あと1つだけありました♪」

加蓮「むっ」
以下略 AAS



20:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/20(日) 14:42:08.84 ID:5Cdea6Tl0
加蓮「今回のクリスマスのことは私に話さないようにって言うなら、話題を変えよっか。うっかり藍子ちゃんが喋っちゃったらいけないし?」

藍子「そんなこと、しませんよ。話したら駄目なことは、話しませんからっ。加蓮ちゃんのことだって、クリスマスのことだって!」

加蓮「そう言われると、どんな手を使ってでも吐か――喋らせようって気持ちになっちゃうなー?」
以下略 AAS



21:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/20(日) 14:43:08.27 ID:5Cdea6Tl0
……。

…………。

加蓮「すっかり喋りこんじゃって、なんにも注文してなかったね」
以下略 AAS



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