北条加蓮「藍子と」高森藍子「あしあとを追いかけたカフェで」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2020/12/13(日) 20:13:44.49 ID:KWvWXGk50
藍子「今年も、クリスマスがやってきますよね。私……今も寂しい思いをしているかもしれない、あなたが大切に想う子たちへ、また夢を見せてあげたいんです」
藍子「私は……加蓮ちゃんのように、世界の隅々までお届けするには難しいかもしれないから」
藍子「アイドルの私――アイドルとしての私っ、高森藍子の作る、優しくて、穏やかな気持ちになれる世界への、招待状ですっ」
以下略
AAS
23
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/12/13(日) 20:14:15.24 ID:KWvWXGk50
加蓮「……、」
加蓮「…………藍子……」
藍子「はい……」
以下略
AAS
24
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/12/13(日) 20:14:44.79 ID:KWvWXGk50
藍子「加蓮ちゃんっ……! あの……私っ」
加蓮「ちょっ……。なんで藍子が泣きそうな顔になってんの」
藍子「だって、っ……。ずっと不安で……。これって、優しさなのかなって、自分でも分からなくて……っ。加蓮ちゃんの世界に勝手に入り込んで、私のやりたいことばかり――」
以下略
AAS
25
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/12/13(日) 20:15:44.76 ID:KWvWXGk50
加蓮「カフェみたいな場所かぁ。……さすがにパッとは浮かばないし、これクリスマス会と違ってアイドルのお仕事とは少し違う気がするよね」
加蓮「ただ、Pさんには相談しておかなきゃ。そんなに大きなことにするんじゃなくて、ほんのちょっと、ちいさくやる感じで――」
加蓮「……もー、いつまでぐすぐすってしてんの!」
以下略
AAS
26
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/12/13(日) 20:16:45.74 ID:KWvWXGk50
藍子「あははは……。でも、ぜんぶ書いた後で、きっと私のやりたいことって、そうじゃないのかなって思って。あと……加蓮ちゃんみたいに、たくさんの方にって自信が……」
藍子「加蓮ちゃんがさっき言ったように……幸せを重ねがけするんじゃなくて、寂しさを埋めたい、って思う気持ちの方が強かったから」
藍子「自然と、そのおふたりと、看護師さんの分だけをカバンに入れてました」
以下略
AAS
27
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/12/13(日) 20:17:55.19 ID:KWvWXGk50
加蓮「ねぇ、藍子」
藍子「はい、加蓮ちゃん」
加蓮「ありがとね。あの子たちのことを想ってくれて」
以下略
AAS
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