北条加蓮「藍子と」高森藍子「あしあとを追いかけたカフェで」
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24:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/13(日) 20:14:44.79 ID:KWvWXGk50
藍子「加蓮ちゃんっ……! あの……私っ」

加蓮「ちょっ……。なんで藍子が泣きそうな顔になってんの」

藍子「だって、っ……。ずっと不安で……。これって、優しさなのかなって、自分でも分からなくて……っ。加蓮ちゃんの世界に勝手に入り込んで、私のやりたいことばかり――」

加蓮「あのねぇ。それ今更すぎだよ。いつだって私達は、自分がやりたいようにってやってきたでしょ? 閉じこもってた加蓮ちゃんの殻を破ってずかずかと入ってきたのは誰なのよ」

藍子「そう、ですけど……そんな言い方、ぅ〜……!」

加蓮「……今までからかいがちに、藍子ってポジティブだねー、前向きだねー、って言ってたけど。藍子って変なとこで後ろ向きっていうか、変なとこで自信が持てないよね」

加蓮「十分に幸せなら、招待状は捨てちゃってくださいって……あのね。もしそうだとしても、幸せっていくら重ねてもいいものでしょ?」

加蓮「じゃあアイドルにデビューして、夢を叶えられた私はその瞬間から幸せになっちゃいけないって言うの? 別に、マイナスを埋めてゼロにするだけが幸福じゃないんだから」

加蓮「……なんかその辺は私が原因っぽい気もするけどなぁ――ああもう、ほら泣かない! さっきまで撫でてくれたのに、逆になっちゃったじゃん……」

藍子「ぐすっ……」

加蓮「もう……」ナデナデ


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