北条加蓮「藍子と」高森藍子「あしあとを追いかけたカフェで」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2020/12/13(日) 20:09:48.65 ID:KWvWXGk50
加蓮「そういうのに参加するのは楽しいけど、からかわれるネタが増えていくのは複雑。ホントなら、私がからかう側なのに」
藍子「ふふ。加蓮ちゃん、最近よく奈緒ちゃんに意地悪をされてるところを見ますよ」
加蓮「そんなとこ見るなー」
以下略
AAS
17
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/12/13(日) 20:10:14.88 ID:KWvWXGk50
加蓮「冬の話かー。冬――……あっ」
藍子「?」
加蓮「そうだった。そう。今日ね、もう1つ話そうと思ってたことがあって」
以下略
AAS
18
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/12/13(日) 20:10:45.14 ID:KWvWXGk50
加蓮「うん。前に藍子が渡してくれた、12月になったら開いてほしいって言った招待状。あれ……まだ見てないの」
藍子「!」
加蓮「ごめん。覚えてはいたんだけど……あれ、なんか外側からしてちょっと凝ってるっぽかったし、藍子がまごころを込めて書いたって感じがすごくするから、テキトーな気持ちで開けたくないなって思っちゃって……」
以下略
AAS
19
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/12/13(日) 20:11:15.77 ID:KWvWXGk50
加蓮「ここで開けていい?」
藍子「えっ。……ち、ちょっと待って。今、持ってきてる……?」
加蓮「うん。ほら」ガサゴソ
以下略
AAS
20
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/12/13(日) 20:11:45.36 ID:KWvWXGk50
藍子「こんなことになるなんて〜……。うぅ、さすがに恥ずかしいです」
加蓮「たはは……。どれから開けた方がいい?」
藍子「好きな順番で開けてください!」
以下略
AAS
21
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/12/13(日) 20:12:44.07 ID:KWvWXGk50
加蓮「……他のも見るね。……あれ、違う? 待って、じゃあツリーのが……やっぱりそっか。あの2人――病院に入院してる2人への……」
加蓮「なら、このコーヒーカップのって子どもにじゃなくて――」
藍子「看護師さん宛てにです。昔、あなたのことをずっと見ていた方へ……」
以下略
AAS
22
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/12/13(日) 20:13:44.49 ID:KWvWXGk50
藍子「今年も、クリスマスがやってきますよね。私……今も寂しい思いをしているかもしれない、あなたが大切に想う子たちへ、また夢を見せてあげたいんです」
藍子「私は……加蓮ちゃんのように、世界の隅々までお届けするには難しいかもしれないから」
藍子「アイドルの私――アイドルとしての私っ、高森藍子の作る、優しくて、穏やかな気持ちになれる世界への、招待状ですっ」
以下略
AAS
23
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/12/13(日) 20:14:15.24 ID:KWvWXGk50
加蓮「……、」
加蓮「…………藍子……」
藍子「はい……」
以下略
AAS
24
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/12/13(日) 20:14:44.79 ID:KWvWXGk50
藍子「加蓮ちゃんっ……! あの……私っ」
加蓮「ちょっ……。なんで藍子が泣きそうな顔になってんの」
藍子「だって、っ……。ずっと不安で……。これって、優しさなのかなって、自分でも分からなくて……っ。加蓮ちゃんの世界に勝手に入り込んで、私のやりたいことばかり――」
以下略
AAS
25
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2020/12/13(日) 20:15:44.76 ID:KWvWXGk50
加蓮「カフェみたいな場所かぁ。……さすがにパッとは浮かばないし、これクリスマス会と違ってアイドルのお仕事とは少し違う気がするよね」
加蓮「ただ、Pさんには相談しておかなきゃ。そんなに大きなことにするんじゃなくて、ほんのちょっと、ちいさくやる感じで――」
加蓮「……もー、いつまでぐすぐすってしてんの!」
以下略
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