29: ◆eodXldT6W6[saga]
2020/09/28(月) 23:56:23.05 ID:7MqFVx3xO
果穂「あの、志摩さんも伊吹さんも刑事さんなんですよね?」
片付けがひと段落して、各々が飲み物を飲みながら休憩しているとき、果穂がふたりに訊いた。
30: ◆eodXldT6W6[saga]
2020/09/28(月) 23:57:09.01 ID:7MqFVx3xO
果穂「なんだかヒーローの武器みたいでカッコいいです!」
果穂は無邪気だった。正義と悪の二元論のもとで正義を行使できる拳銃を正義の象徴として果穂は考えていた。
31: ◆eodXldT6W6[saga]
2020/09/28(月) 23:57:53.15 ID:7MqFVx3xO
伊吹「むじぃよ、何の話かまったくわかんない」
志摩「いや、おまえは分かれよ。警察官だろ」
32: ◆eodXldT6W6[saga]
2020/09/28(月) 23:59:02.00 ID:7MqFVx3xO
果穂「あのっ! わたし、ちゃんと考えてませんでした……拳銃、人に向けたら……」
志摩「きみはちゃんと考えてる」
33: ◆eodXldT6W6[saga]
2020/09/28(月) 23:59:52.02 ID:7MqFVx3xO
伊吹「機捜404から警視庁、〇〇より向かいます」
伊吹は運転席から果穂に振り返って言った。
34: ◆eodXldT6W6[saga]
2020/09/29(火) 00:00:24.75 ID:bZV+O8ybO
果穂「あのっ! 向こうのあの人!」
果穂が指差した方向を二人が見る。伊吹は横断歩道の信号が青になっていることを同時に見てとり、次の瞬間、運転席から飛び出し疾走する。豹のような敏捷な運動に果穂が呆気にとられているとパトランプの音が響きわった。耳を押さえながら果穂が音のした方向に視線をやると、志摩が運転席に移りメロンパン号で車道に出て追跡を始める。伊吹は瞬く間に横断歩道を渡りおえていて、みるみる犯人に接近していく。
35: ◆eodXldT6W6[saga]
2020/09/29(火) 00:02:32.36 ID:bZV+O8ybO
後日、東京で起きた同時多発テロ事件の渦中に見覚えのある移動販売車があることを知った果穂は、プロデューサーやユニットのメンバー、社長、事務員のはづきにまで必死になって訴えた。あの車に乗っていたのは刑事で、自分はその二人に助けられたと。
果穂「伊吹さんも志摩さんも、ほんとうにすごい警察官なんです! ぜったいにこんなことはしません!」
36: ◆eodXldT6W6[saga]
2020/09/29(火) 00:14:00.53 ID:bZV+O8ybO
以上です。
1レス目にちゃんとタイトルとリンクが貼れてなかったので改めてこのSSは
小宮果穂「クズミさんがゴミを捨て」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1599344451/
37:名無しNIPPER[sage]
2020/09/30(水) 20:29:16.47 ID:MZb6e+eyo
おつおつ!
いい作品にはいい二次創作が着くなあ!
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