魔王と魔法使いと失われた記憶
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39: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/08/08(土) 23:36:49.72 ID:onGBSWCoO
キャラクター紹介

プルミエール・レミュー(22)

女性。出身はテルモンの首都、皇都テルモン。12歳の時に「英雄」の一人にして現アングヴィラ王国宰相のクリス・トンプソンの庇護のもとアングヴィラに移住。
以下略 AAS



40: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/08/10(月) 09:38:12.93 ID:fbURo3hcO



第2話

以下略 AAS



41: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/08/10(月) 09:38:39.22 ID:fbURo3hcO
「んっ……」

目が覚めると、見知らぬ天井が見えた。どうやら布団の中らしい。

……
以下略 AAS



42: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/08/10(月) 09:39:31.36 ID:fbURo3hcO
「噂の『魔王』って、あなたなの」

少し驚いた表情を見せた後、彼はニィと笑った。

「話が早いな。そうだ、俺が『魔王』だ」
以下略 AAS



43: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/08/10(月) 09:40:24.09 ID:fbURo3hcO
驚きのあまり固まっている私に、自称魔王は笑いかけた。

「お前が思うほど、オルランドゥの情報管理は堅くないんだよ。
お前が一週間後の学会に合わせて発表する新魔法『追憶』。そのことぐらい、俺は知っている。そして、お前を狙った連中もどういうわけか知っていた」

以下略 AAS



44: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/08/10(月) 09:41:10.20 ID:fbURo3hcO
急に魔王がこっちにやってきて、首根っこを掴んだ。


「それが事実だと、誰が決めた??人が言えば、それが事実になるのか??ああっ???」

以下略 AAS



45: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/08/10(月) 09:42:04.10 ID:fbURo3hcO
「か……は……」

息が、苦しい。小さい身体なのに、なんて力だろう……意識が、遠退き始める。

魔王は我に返ったのか、急に力を緩めた。
以下略 AAS



46: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/08/10(月) 09:42:32.34 ID:fbURo3hcO



ああ、彼も私と同じなのか。

以下略 AAS



47: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/08/10(月) 09:43:47.56 ID:fbURo3hcO
この少年……というよりこの男性のことを、私は全く知らない。一般的な、邪悪な魔族なのかもしれない。
ただ、嘘をついているわけでは全くなさそうだった。特に、自分が知らない真実を知りたいと願う心には曇りがない。
それぐらいは、目を見れば分かる。それに、邪気を孕んだマナは彼からは感じ取れなかった。


以下略 AAS



48: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/08/10(月) 09:44:22.44 ID:fbURo3hcO
「……分かった。でも、一つ聞かせて。サンタヴィラに行って、もし真実が分かったら……その時、私はどうなるの?
……そしてあなたはどうするつもりなの」

「前者については、ちゃんと報酬付きで解放してやる。金は唸るほどあるから、全てが終わったらそれなりに不自由のない日々が送れるはずだ。
後者については……分からない。どうするのか、自分でも分からない」
以下略 AAS



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