80:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/28(火) 19:02:15.58 ID:34E8RAEK0
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「まあ、とりあえずゆっくりしていけよ..後で下からお茶持ってくるからさ」
81:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/28(火) 19:02:44.72 ID:34E8RAEK0
「な..なんて禍々しい瘴気なの...このノートからあの女の邪悪な念がヒシヒシと伝わってくるわ..」
「おいおい..見た目はなんの変哲もないノートだろうに..中身は呪物と呼ぶにふさわしい内容が描かれているが...」
黒猫はごくり..と唾を飲み込むと、恐る恐る表紙をめくろうと指を伸ばした
82:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/28(火) 19:03:14.08 ID:34E8RAEK0
「高坂...高坂..!!」
「う..赤城..赤城..!!」
初っ端の一ページ目には俺と赤城が裸になってベッドで交わっているシーンがデカデカと映し出される..
83:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/28(火) 19:03:42.48 ID:34E8RAEK0
「臭いだろう..なあ高坂..7日間風呂に入ってない俺の汚いピーをしっかり舐めてきれいにしてくれよ..」
「臭い..ヒック..臭い..臭い..」
2番手は部長と俺が交わっているシーンで、部長の足元に跪いた俺が腐臭を放つ部長のピーを舌を使って丹念に舐め挙げていた..
84:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/28(火) 19:04:11.51 ID:34E8RAEK0
「ハァ...ハァ...く..くく..中々ね...でもまだまだ..我が器を満たすには程遠い...」
黒猫の顔色は血の気が引いたように真っ青になっている..
「ウェ..ウエエ..!」
85:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/28(火) 19:04:41.98 ID:34E8RAEK0
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「ムカつく!!ムカつくムカつくムカつく〜〜〜!!!あのクソ猫ふざけたマネしてくれちゃって〜〜〜!!!」
86:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/28(火) 19:05:08.57 ID:34E8RAEK0
アタシの部屋と兄貴の部屋の境を繋ぐ壁は薄い..
兄貴の部屋から聞こえる物音や声は、もれなくアタシの部屋にも聞こえるの..
87:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/28(火) 19:05:38.57 ID:34E8RAEK0
「まあ、とりあえずゆっくりしていけよ..後で下からお茶持ってくるからさ」
「お気遣いは無用よ..」
兄貴と黒猫の会話が壁越しにアタシたちの耳に聞こえてくる..
88:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/28(火) 19:06:06.77 ID:34E8RAEK0
「それより、さっそく例の呪われし書物を見せてくれるかしら?」
「ちょっと待ってろ..え〜と..どこに置いてあるんだったかな〜」
89:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/28(火) 19:06:35.56 ID:34E8RAEK0
ああ、あったあった..机の引き出しに入ってた..だが妙だな..?俺はこんなところにしまった覚えはないんだが..まあいっか」
あやせの活躍のおかげで無事兄貴はBLシナリオを見つけることに成功したみたい..
どうでもいいけど..あやせってBL小説なんて見るのも汚らわしいとか言いそうなのに、なんか積極的だよね..
90:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/28(火) 19:07:21.10 ID:34E8RAEK0
「アナタも我が眷属の末裔なんだから..我に恥じない程度の器に育ってもらわないと困るわ」
「お前はドラキュラかっつーの!!なんだ魔力を養う器って!?訓練って何すんの!?」
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