上杉風太郎「一花、お前はかわいいよ」中野一花「ッ……!」
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11:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/03(火) 23:37:04.11 ID:elO9kpWFO
「ねえ……フータローくん」
「なんだ?」
「君は私に甘えられたら、迷惑、かな……?」

尋ねながら、自分の正気を疑う。なんだそれ。
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/03(火) 23:39:08.35 ID:elO9kpWFO
「い、一花、流石にくっつきすぎだろ」
「兄妹なんだから平気よ」
「そんなわけあるか!」
「私をらいはちゃんだと思って接して」
「んなこと言われても……」
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/03(火) 23:40:54.69 ID:elO9kpWFO
「まあ、明確な定義なんかないだろうけどさ」
「フータローくんはどう思うの?」
「たぶんそれは、放っておけないってことだ」
「はい?」

以下略 AAS



14:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/03(火) 23:43:26.99 ID:elO9kpWFO
「さて、そろそろ兄妹ごっこ遊びは終わりだ」
「え〜もうちょっと付き合ってよ」

駄々を捏ねると、彼は不敵に嗤い、指摘する。

以下略 AAS



15:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/03(火) 23:45:58.43 ID:elO9kpWFO
「こ、これでどうするつもりだ……?」
「あら、察しが悪いわね。用を足すのよ」
「このペットボトルに?」
「そう。ふっ……我ながら天才的な閃きだわ」
「いいやお前は馬鹿だ! 頭が悪すぎる!!」
以下略 AAS



16:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/03(火) 23:48:15.45 ID:elO9kpWFO
「ごめんね、フータローくん」
「なんだよ、急に潮らしくなって」
「こんな馬鹿で情けない生徒でごめんなさい」

留まってくれた家庭教師に自らの醜態を謝罪すると、彼はくしゃくしゃと私の短い髪を撫で。
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/03(火) 23:50:12.56 ID:elO9kpWFO
>>16の「潮らしく」は「しおらしく」の誤りです
確認不足で申し訳ありませんでした
それでは以下、続きです


18:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/03(火) 23:51:06.77 ID:elO9kpWFO
「ね、可愛いって、もっかい言って?」
「嫌だね。あれは言葉の綾だ」
「可愛いって言って、頭を撫でて」
「なんで俺がそんなことを……」
「お兄ちゃんだから」
以下略 AAS



19:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/03(火) 23:52:26.77 ID:elO9kpWFO
「ふうん? 珍しく素直じゃねーか」
「お、おかしい?」
「別に。ただ少し意外だと思っただけだ」
「誰だって……きっと嬉しいよ」

以下略 AAS



20:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/03(火) 23:53:02.93 ID:elO9kpWFO
「フータローくん」
「なんだよ」
「君は私の何を知ってるの?」

彼が私についてどこまで知っているのか気になり、尋ねると、彼は再び鈍感な男の子となり。
以下略 AAS



21:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/03(火) 23:53:41.78 ID:elO9kpWFO
「というわけで……」
「どういうわけだ?」
「そろそろお姉さん限界なんだけど?」
「限界というと?」
「おしっこ」
以下略 AAS



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