84:松坂英治[saga]
2020/02/13(木) 19:57:20.39 ID:VG3tbO6d0
学校へと登校する子供達の中にはあの黄色いメルヘン少女と黒と紫のメルヘン少女もいた。
「なるほど、あの子らはここへ通っているわけか」
カメラの映像記録から黄色いメルヘン少女と黒と紫のメルヘン少女の通っている学校を特定した。これで彼女らがどこへ行こうと最終手段としては学校へ乗り込むこともできるわけだ。
それから昼過ぎ。
ここ数日間は朝と夜にカメラの映像記録の精査や兵器の開発、謎の黒い球体の研究を、昼からはこの街の散策及び魔女狩りを行っていた。
85:松坂英治[saga]
2020/02/13(木) 23:35:41.18 ID:VG3tbO6d0
服屋に入ってからアレイスたんは少しばかり逡巡した。
というのも、アレイスターは今は女面してはいるが元は男であり、メンズかレディースで迷ってしまったのだ。元が男なのでうっかりとメンズの方へと足を運ぶところであった。
やがて商品を入れるカゴを手に取り、レディースの方へと行き服を選び始めるアレイスたん。中身はともかく見た目は銀髪の外国人美少女なので服を選ぶアレイスターはなかなか様になってはいるが、アレイスターのことを少しでも知っている者がいれば指を指して笑い転げているに違いない程シュールなものだった。
そんなことには気にも留めずに服選びに集中するアレイスたん。どんなものがいいかと思ったのだが、特に服には固執しない性分だったので、今着ている青のダブルブレザーの制服と同じようなものでいいかと決めるアレイスたん。ついでに事前に調べておいた今流行りの服も購入しとこうとした。
まず、適当に白地のシャツを複数枚カゴの中へとぶち込む。それからレディースの薄い青のジャケットもカゴへinしていく。その他にも流行りだとかいうゆるっとしたトップスやらブラウスやらもついでにカゴへ入れていく。
86:名無しNIPPER[sage]
2020/02/13(木) 23:40:07.50 ID:NHRRhGb9o
娘さんにそんな姿見られたら冷たい視線で変態と罵られますよ
87:松坂英治[sage]
2020/02/13(木) 23:42:55.38 ID:VG3tbO6d0
これから本格的にテスト勉強をしなければならないので一旦更新はストップさせていただきます。勝手ながらご容赦くださいm(_ _)m
......服の描写いるか?あれ。ただでさえ服とか興味ねえのにそれを無理矢理、それもオッサンを可愛く描写しようとしたら失敗したわ。
88:名無しNIPPER[sage]
2020/02/13(木) 23:45:07.89 ID:aAGq90z30
上条さんは勉強しなくても無事に楽しく学生やれてるし勉強なんかしなくても大丈夫だぞ(悪魔の囁き)
89:松坂英治[saga]
2020/02/15(土) 14:11:53.52 ID:lmdyFlVC0
翌日。
何かと私物が一気に増えたアレイスター。中でもアレイスターの生活に意外と貢献しているものはこの間買った服である。
以前まではダブルブレザーの制服を着ていれば外国人美少女とはいえ、お巡りさんに見つかれば即補導コースだったのだが、別の服を着ていればその心配もなくなった。また見た目だけは美しい銀髪の目鼻立ちの整った可愛いらしい少女の為、試しに少しおめかしして適当な男を誘ってみれば簡単に引っ掛かるバカどももいた為、夜の遊びには事欠かないことも分かった。
そして今日はいつもの薄い青のダブルブレザーの制服ではなく、この間買ったばかりの服を着ていた。白地のシャツの上に薄い青のブラウス、同じく寒色系のミニスカートといった感じのコーディネートであった。いつものダブルブレザーの制服が着なれているせいか少しばかりか違和感はあるがそれ以上に新鮮な気持ちにさせてくれた。流行りの服を着たがる女の子達の気持ちが少し分かった親父であった。
それに最近はあのメルヘン少女達が頑張ってくれているのか魔女の動きもあまり見られない。街には平穏があり、魔女狩り出来ないことにアレイスターは少しばかり不満を持っているもののたまには平穏な街の中で過ごしてみるのも悪くはないと結論付けた。
90:松坂英治[saga]
2020/02/15(土) 15:05:57.87 ID:lmdyFlVC0
廃ビルには何やら首筋に魔女の意匠のようなものがある女性を見かけた。意匠にも魔力が少し残っているところをみるに、
(魔女の仕業かね?)
こうやって人を操ることも出来るのかと感心し、廃ビルの中へ入ろうとしたその時、
(おや?)
あの廃ビルの中へと入っていく見覚えのある一人の少女を見つけた。昨日見たとある中学校の制服に身を包み左右に分かれた綺麗な黒髪を揺らしている女子中学生。
91:松坂英治[sage]
2020/02/15(土) 15:08:25.13 ID:lmdyFlVC0
取り敢えずテストが終わるまではここでストップさせていただきます
92:名無しNIPPER[sage]
2020/02/15(土) 15:32:41.62 ID:KZDVjehIO
乙。
93:松坂英治[saga]
2020/02/16(日) 13:47:57.92 ID:GuuOmPrB0
「「?!」」
突如として現れた銀の少女。面識はある。しかし素性も正体も分からない謎の少女の登場により、驚きと困惑と疑問で頭の中を支配される魔法少女二人。巴マミの近くにいる鹿目まどかと美樹さやかも同様に固まってしまっている。
一方の銀の少女、アレイスター=クロウリーは暁美ほむらが投げようとしていたグリーフシードをひょいっと掴み取った。
「成る程、この球体はグリーフシードというのかね。“悲劇の種”ねえ。そして役割は君達魔法少女とやらの魔法を使うことによって生まれた穢れを吸い取ることか。色々分かったことがあって助かった。やはり尾行して正解だったな」
沈黙を先に破ったのはこの状況を作り出した本人、アレイスターだった。それに続くように暁美ほむらがアレイスターへと誰もが疑問に感じていることを代弁するかのように口を開いた。
144Res/130.24 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20