84:松坂英治[saga]
2020/02/13(木) 19:57:20.39 ID:VG3tbO6d0
学校へと登校する子供達の中にはあの黄色いメルヘン少女と黒と紫のメルヘン少女もいた。
「なるほど、あの子らはここへ通っているわけか」
カメラの映像記録から黄色いメルヘン少女と黒と紫のメルヘン少女の通っている学校を特定した。これで彼女らがどこへ行こうと最終手段としては学校へ乗り込むこともできるわけだ。
それから昼過ぎ。
ここ数日間は朝と夜にカメラの映像記録の精査や兵器の開発、謎の黒い球体の研究を、昼からはこの街の散策及び魔女狩りを行っていた。
魔女狩りをしていく道中に買い物なんかも済ませたりするわけだが、やはりというか周りからは銀髪の外国人ということもあり変なレッテルを貼られているのだろうが、それ以上に自分は学校に通っていない不良少女として見られがちだ。しかも今日は春休みが終わりを迎え新学期なのだ。おかげで街の様々な所で補導を受けそうになった。
そんな受難を受けながらもなんだかんだでお買い物を済ませるアレイスター。スーパーから出てきたアレイスターの持っているものは、お湯を注ぐだけのカップ麺やすぐに食べられるおにぎりやサンドイッチ、半額シールの貼られているお惣菜といったこれまで通りの手軽な食料品である。このような質ではなく手軽に食べられるものばかりを選んでいる訳は、別段某ツンツン頭のように節約したい訳ではなく、簡単に、手間が省けるものであればアレイスターは助かるという話なのだ。
とここまで順調にお買い物を済ませるアレイスターだったが本命は食料品ではない。
服。
アレイスターはこれまでもて余している大金で、衣食住の内、食と住は確保出来ていたのだが、衣に関してはずっとこの青のダブルブレザーの制服を使い回してばかりである。流石にこれは色々どうかと思った次第、衣の確保の為にこれから女の子面しているクソ親父アレイスたんは洋服を買いにこれから服屋へお買い物である。
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