高山紗代子「敗者復活のうた」
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118: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 13:23:17.41 ID:ZRhpxi3E0

紗代子「社内オーディションで緊張せずに、具体的には手や足が震えないような特訓はないものでしょうか? ……と、どうかな」

 いつものように、プロデューサーに疑問をぶつけてみる。
 相変わらず、返信はすぐだ。
以下略 AAS



119: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 13:24:02.12 ID:ZRhpxi3E0

亜利沙「紗代子さん! 言われた通り、ホウキを用意しましたけど、これをどうするんですか?」

可憐「机も……用意しましたけど」

以下略 AAS



120: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 13:26:13.98 ID:ZRhpxi3E0
 亜利沙の掌の上で、ホウキはガクガクと震え、落ちそうになる。

紗代子「落としちゃダメだよ。あのね、コツは乗せてる掌じゃなくて、ホウキの先端を見ることなんだって!」

亜利沙「ホウキの先端……あ、ホントです。ホウキの揺れがなくなりました」
以下略 AAS



121: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 13:27:11.06 ID:ZRhpxi3E0
紗代子「もちろん! 亜利沙ちゃーん。可憐ちゃんと代わってあげて!!」

静香「その後は、私もいいですか?」

志保「ふーん」
以下略 AAS



122: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 13:30:25.56 ID:ZRhpxi3E0

瑞希「高山さんは、不思議です……」

紗代子「え? なにが?」

以下略 AAS



123: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 13:31:07.33 ID:ZRhpxi3E0

 とある場所で、高山紗代子のプロデューサーは、ホウキを手にしていた。
 独りであり、誰見ることのない場所であったが、掌に乗せる前から手は激しく震えている。
 そして掌に乗せると同時に、ホウキは手のふるえを伝え揺れながら床に落ちる。

以下略 AAS



124: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 13:32:08.92 ID:ZRhpxi3E0

高木社長「ではこれより、765プロ劇場公演センター争奪社内オーディションを開催する。まずは誰かな」

のり子「はい。アタシから。福田のり子、ハウスダンス踊ります」

以下略 AAS



125: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 13:33:35.43 ID:ZRhpxi3E0
 そして亜利沙の順が回ってきた。

亜利沙「松田亜利沙、蒼い鳥をう、歌います!」

志保「え!? 歌唱力で有名な千早さんの名曲をわざわざ……?」
以下略 AAS



126: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 13:34:32.53 ID:ZRhpxi3E0
小鳥「はい、では次は可憐ちゃん」

可憐「は、はい。あ、あの……篠宮可憐、あ、歩きます」

昴「え? 歩く?」
以下略 AAS



127: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 13:37:03.81 ID:ZRhpxi3E0
のり子「さあ、いよいよ紗代子の番だけど、いったい何をやるの?」

瑞希「さあ……私は、聞いていませんが……」

紗代子「高山紗代子、童謡を歌います」
以下略 AAS



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