北条加蓮「藍子と」高森藍子「灰を被っていた女の子のお話」
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59:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 18:01:24.20 ID:SmxjqBVS0
そのうちの1人、白衣の方が、おずおずと加蓮ちゃんの側にやってきます。

「〜〜〜、」
「……〜〜」
「〜〜〜〜〜」
以下略 AAS



60:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 18:01:53.59 ID:SmxjqBVS0
……。
……看護師さんの、言う通り。
みなさん、加蓮ちゃんのこと、すっごく気にしていて。きっと、子どもたちと一緒に、加蓮ちゃんのことを見ていて。
そしてこうしてアイドルとして戻ってきた加蓮ちゃんに、初めて目を合わせることのできた加蓮ちゃんに、安心したり、喜んだり、涙を見せたりもしています。

以下略 AAS



61:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 18:02:22.85 ID:SmxjqBVS0
「……ようしっ」

さてっ。昔の私なら、少し遠くから加蓮ちゃんを見守っているだけでした。でも、今は違いますよ〜っ。
改めて立ち上がって、子どもたちの邪魔にならないよう、はしっこをそ〜っと通っていって。
不思議そうにこっちを見る目は……ううっ、私もサンタ服を着てくればよかったかも、なんて。
以下略 AAS



62:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 18:02:53.56 ID:SmxjqBVS0
<かれんちゃーん!

「は〜いっ。……ほら、今日の主役は子供なんだから。アンタ達なんて用は無いっ。あっちいけっ」
「あはは……もう。お話が終わるまで、私が相手しておきましょうか?」
「あーそれいいわね。じゃ藍子、こっちの大人の相手を、」
以下略 AAS



63:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 18:03:53.54 ID:SmxjqBVS0

□ ■ □ ■ □


「あーっ!」
以下略 AAS



64:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 18:04:23.94 ID:SmxjqBVS0
「かれんちゃん、またプレゼントをもってきてくれたんだ!」

加蓮「そうだよー? なんたって、加蓮ちゃんはサンタさんだからねー?」

「ほっほっほー、だよね!」
以下略 AAS



65:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 18:04:53.60 ID:SmxjqBVS0
「かれんちゃん、だめだよ!」

加蓮「えっ。何が……?」

「かれんちゃんがサンタさんだってこと、みんなにはナイショじゃなかったの! なんで、かれんちゃんからおしえてあげてるの!?」
以下略 AAS



66:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 18:05:23.78 ID:SmxjqBVS0
加蓮(普通こういう子って約束とか信じられない筈なのに……やっぱり強いなぁ、そーちゃん)

藍子(約束って?)

加蓮(前にバレた時にさ、加蓮ちゃんがサンタクロースってことは内緒に、って……)
以下略 AAS



67:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 18:05:54.53 ID:SmxjqBVS0
加蓮「……? ん? 隣のおばあちゃん?」

「うん。となりのいえのおばあちゃんっ。あのね、いっつもみかんをたべてて、テレビ見てるの。かれんちゃんのことが、だいすきなんだって!」

加蓮「そ、そうなんだ。あははー嬉しいな……。えっと、その隣のおばあちゃんとはいつ会ったの?」
以下略 AAS



68:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 18:06:24.16 ID:SmxjqBVS0
加蓮「……ねえ、そーちゃん。今でも、歌は歌ってる?」

「うんっ!」

加蓮「まだ、加蓮ちゃんになりたいって思ってくれてる?」
以下略 AAS



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