北条加蓮「藍子と」高森藍子「灰を被っていた女の子のお話」
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61:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 18:02:22.85 ID:SmxjqBVS0
「……ようしっ」

さてっ。昔の私なら、少し遠くから加蓮ちゃんを見守っているだけでした。でも、今は違いますよ〜っ。
改めて立ち上がって、子どもたちの邪魔にならないよう、はしっこをそ〜っと通っていって。
不思議そうにこっちを見る目は……ううっ、私もサンタ服を着てくればよかったかも、なんて。
そ、それよりも今は加蓮ちゃん。加蓮ちゃんが何をお話しているか、聞いちゃいますっ。

「あははっ……。だから私がライバルってどういうことなのよ――ん、藍子」
「加蓮ちゃんっ。その……」
「……今ね、ほら、看護師さんが言ってた、私に負けるかーって燃えてる人。この人。話してたの」
「うんっ」
「おかしいよね。こんな人がいるなんて、ちょっと前までは考えてもなくて……。他にもね。子供が大好きで、昔は学校の先生になりたいって看護師もいてさっ。あーあと、最近ようやく子供が苦手っていうのを克服できた人とか……色んな人がいて。なんかもう、ありがとうありがとうって何回も言われちゃって!」
「うんっ、うんっ」


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