北条加蓮「藍子と」高森藍子「灰を被っていた女の子のお話」
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63:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 18:03:53.54 ID:SmxjqBVS0

□ ■ □ ■ □


「あーっ!」
以下略 AAS



64:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 18:04:23.94 ID:SmxjqBVS0
「かれんちゃん、またプレゼントをもってきてくれたんだ!」

加蓮「そうだよー? なんたって、加蓮ちゃんはサンタさんだからねー?」

「ほっほっほー、だよね!」
以下略 AAS



65:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 18:04:53.60 ID:SmxjqBVS0
「かれんちゃん、だめだよ!」

加蓮「えっ。何が……?」

「かれんちゃんがサンタさんだってこと、みんなにはナイショじゃなかったの! なんで、かれんちゃんからおしえてあげてるの!?」
以下略 AAS



66:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 18:05:23.78 ID:SmxjqBVS0
加蓮(普通こういう子って約束とか信じられない筈なのに……やっぱり強いなぁ、そーちゃん)

藍子(約束って?)

加蓮(前にバレた時にさ、加蓮ちゃんがサンタクロースってことは内緒に、って……)
以下略 AAS



67:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 18:05:54.53 ID:SmxjqBVS0
加蓮「……? ん? 隣のおばあちゃん?」

「うん。となりのいえのおばあちゃんっ。あのね、いっつもみかんをたべてて、テレビ見てるの。かれんちゃんのことが、だいすきなんだって!」

加蓮「そ、そうなんだ。あははー嬉しいな……。えっと、その隣のおばあちゃんとはいつ会ったの?」
以下略 AAS



68:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 18:06:24.16 ID:SmxjqBVS0
加蓮「……ねえ、そーちゃん。今でも、歌は歌ってる?」

「うんっ!」

加蓮「まだ、加蓮ちゃんになりたいって思ってくれてる?」
以下略 AAS



69:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 18:06:53.97 ID:SmxjqBVS0
「ねえねえ、こっちのひとは? こっちのひとも、サンタさんなの?」

藍子「……あっ。ごめんなさい。もしかして、私?」
加蓮「こっち? ……あぁ、藍子?」

以下略 AAS



70:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 18:07:23.79 ID:SmxjqBVS0
加蓮「あーあー……。ほら、藍子?」

藍子「あ、はい! えっと……藍子ですっ」

「そうです!」
以下略 AAS



71:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 18:07:53.40 ID:SmxjqBVS0
加蓮「はい、そーちゃん。今年いい子にしていたそーちゃんにも、プレゼントだよ!」

「わあっ! ありがとうっ、かれんちゃん!」


以下略 AAS



72:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 18:08:24.53 ID:SmxjqBVS0
「ねえねえ。あいこちゃんも、サンタさんなの?」

藍子「えっ?」

「あれ? サンタさんじゃないの……? あいこちゃんは、プレゼント、くれないの?」
以下略 AAS



73:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 18:08:54.39 ID:SmxjqBVS0
<サンタさんが2人もいるの!?
<かれんちゃんじゃないサンタさんもきてくれたんだ!
<どこどこ!?
<わ、わたし、もう1つ……う、ううんっ。あの、えと……!

以下略 AAS



74:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 18:09:24.41 ID:SmxjqBVS0
「あらら。やっぱりこうなっちゃった」


加蓮「お」

以下略 AAS



75:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 18:09:54.85 ID:SmxjqBVS0
「さ、クリスマス会の延長宣言は、加蓮ちゃん。あなたからお願い」
「みんな待ってるわよ?」


「「「「じー……」」」」
以下略 AAS



76:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 18:10:23.81 ID:SmxjqBVS0
加蓮「ふふっ。……藍子。ごめんね? でも、……お願い!」

藍子「……そう言われたら――拒否できませんね♪ なんてっ」

加蓮「はいはい、そーいうのいいからさっさと着替えてくるっ」
以下略 AAS



77:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 18:10:54.76 ID:SmxjqBVS0
藍子(それから看護師さんにつれられ、サンタ服に着替えた私は、加蓮ちゃんと一緒に子どもたちにプレゼントを配りました)

藍子(最初は戸惑いもありましたけれど、すぐに慣れてきて。なにより、プレゼントを渡す度にみんなが笑顔になってくれることが、とっても嬉しくて♪)

藍子(結局、クリスマス会が終わったのは、それから2時間くらいが経ってからでした、とさ♪)


78:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 18:11:54.20 ID:SmxjqBVS0


――病院のロッカールーム――

加蓮「つかれた」
以下略 AAS



79:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 18:12:24.82 ID:SmxjqBVS0
加蓮「でも……楽しかったなぁ。やってよかったっ」

藍子「……はいっ♪」

藍子「そういえば加蓮ちゃん。そーちゃんとお話している時に、ときどき――」
以下略 AAS



80:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 18:13:01.03 ID:SmxjqBVS0
加蓮「ホント、楽しかった……。こういうのならまたやりたいかも。今度はこっちから相談して――」

加蓮「……やっぱやめとこ。今回でラスト。もうしないっ」

藍子「もうやらないんですか?」
以下略 AAS



81:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 18:13:54.36 ID:SmxjqBVS0
加蓮「着替え終わりっ。サンタモード、しゅーりょー!」

藍子「私も、サンタさんはおしまいです。でも、加蓮ちゃん。クリスマスは、まだ終わっていませんよ?」

加蓮「……ん?」
以下略 AAS



82:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 18:15:25.26 ID:SmxjqBVS0
加蓮「……」

藍子「……」

藍子「…………、」
以下略 AAS



83:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 18:15:54.23 ID:SmxjqBVS0

【おしまい】

次回第100話 高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「クリスマスのお散歩を」
明日、12月25日のお昼過ぎ〜夕方頃に投下予定です。また読んで頂ければ嬉しいです。


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