4: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2019/11/20(水) 23:22:35.36 ID:PSNJgP6Z0
「事務所のみんなにも持ってってもらってるんですけどね」
「……どのくらい送ってこられたんです?」
「……三箱」
5: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2019/11/20(水) 23:23:23.89 ID:PSNJgP6Z0
「ふむ」
6: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2019/11/20(水) 23:24:00.20 ID:PSNJgP6Z0
用意したきゅうりは、八本。一キロくらいあるかしら。
それからしょうがを一個。そこそこの大きさですけど、全部入れちゃいましょう。
あと、しょうゆと砂糖と、酢。そうそう、鷹の爪も少し入れましょう。
あ、まあお仕事ありますし、今日は下ごしらえだけで。
7: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2019/11/20(水) 23:24:46.21 ID:PSNJgP6Z0
きゅうりを一センチに足りないくらいの厚さで、輪切り。
すとん。すとん。すとん。
よく「手つきが危なっかしい」とは言われますけど、ゆっくり切れば安全ですし。
のんびり、やりましょう。
8: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2019/11/20(水) 23:25:14.47 ID:PSNJgP6Z0
ちょうど二リットル空きペットボトルがありました。これに水を入れて、乗せましょう。
その転がっている『〇五郎』のほうが大きい?
……あのね、大きさじゃないんだよ。
9: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2019/11/20(水) 23:26:05.97 ID:PSNJgP6Z0
はい、ただいま。
いつもどおり仕事を終え、今日はプロデューサーに送られ帰ってきました。はあ、らくちん。
プロデューサーに「よかったら私の手料理、いかがですか?」などと声をかけるものの。
10: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2019/11/20(水) 23:26:46.61 ID:PSNJgP6Z0
醤油が400ミリリットル。砂糖が200グラム。お酢が100ミリリットル。
計量カップでアバウトに量るだけ。
砂糖の重さ? えー、確か100グラムは、カップで160ミリリットルくらいだったか、と。うろ覚えですけど。
その程度のアバウトさで、十分。
11: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2019/11/20(水) 23:28:00.35 ID:PSNJgP6Z0
翌朝。
そうそう、地方ロケで少しだけ家を空けるのでした。
12: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2019/11/20(水) 23:28:50.97 ID:PSNJgP6Z0
きゅうりはまだ、芯まで味が染みてません。塩辛さが強くて若い、そんな感じ。
そこできゅーちゃんを鍋から全部取り出して、調味液だけにします。再び着火。
きゅうりの水分が出て薄まった調味液を少し煮詰めて、濃さを戻しましょう。
13: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2019/11/20(水) 23:29:19.56 ID:PSNJgP6Z0
「おいしくなーれ……おいしくなーれ……もえもえ、きゅん」
ええ、まあ。
なんとなくそんな気分だったのです。
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