795: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2023/03/01(水) 00:23:26.38 ID:fFXJOFQl0
男「アレは、なんですか」
誰も答えられない質問だと分かっていてもそう聞かざるを得なかった。
「残念だがこれ以上の情報を開示はできない」
796: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2023/03/01(水) 00:24:45.41 ID:fFXJOFQl0
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男「全然わからん」
地下の研究施設。
797: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2023/03/01(水) 00:26:11.63 ID:fFXJOFQl0
「おやおや、ドラマの撮影現場かいここは」
男「!?」ガバッ
突然降ってきた女性の声に跳ね起きる。
798: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2023/03/01(水) 00:27:55.88 ID:fFXJOFQl0
教授「ほれ」
思いのほか早く戻ってきた教授が目の前にコーヒーを置く。
缶の。
799: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2023/03/01(水) 00:28:54.05 ID:fFXJOFQl0
教授「10点だな。勿論100点満点中だ。もっと修行しろ」
教授の指示、というか命令の元俺が淹れたコーヒーを飲みそう言い放った。
男「自分で飲む分にはこれで十分おいしいんですが」
800: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2023/03/01(水) 00:31:03.69 ID:fFXJOFQl0
教授「朝の占いが良かった。故に今日は宝くじが当たる気がする。これは科学的か?」
男「それは非科学的でしょう」
801: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2023/03/01(水) 00:32:35.93 ID:fFXJOFQl0
教授「非科学的なものこそ科学として研究すべきなんだよ。
そしてそれは科学的かどうかを調べるためじゃない。人類の科学として取り込むためなんだ」
男「教授も研究者なんですね」
802: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2023/03/01(水) 00:33:45.06 ID:fFXJOFQl0
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次の日。俺は行動を開始した。
男「本当に音は出ていないんだな」
803: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2023/03/01(水) 00:34:36.45 ID:fFXJOFQl0
男「そうだ。こっちから一方的に話すってのも嫌だろ?筆談用に紙とペンがいるな」
とりあえず手元にあった手のひらサイズのメモ帳とペンを渡す。
男「明日ホワイトボードとか買って来るか、ん?」
804: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2023/03/01(水) 00:35:41.81 ID:fFXJOFQl0
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男「眠くならないってどんな感じなんだい?」
【眠くならないが分からないように、私にも眠いが分かりません】
805: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2023/03/01(水) 00:36:17.63 ID:fFXJOFQl0
男「今喋った?」
「!」
男「なんで直接、って」
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