557: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/09/29(水) 00:46:59.74 ID:+6Bg2JYSO
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男「今日か」
目が覚めた。
558: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/09/29(水) 00:47:35.20 ID:+6Bg2JYSO
男「こいつは確か、中央のトップだったか」
秋雲「他にも軍のお偉方が何人か」
男「このタイミングで会見ってことは」
559: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/09/29(水) 00:48:24.72 ID:+6Bg2JYSO
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男『おはよう』
緋色『…おはよ』
560: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/09/29(水) 00:49:04.36 ID:+6Bg2JYSO
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飛龍『いやぁ朝会だるかったァ』ノビー
作戦前の集まりの後、飛龍が朝食を運んできてくれた。
561: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/09/29(水) 00:49:50.22 ID:+6Bg2JYSO
片手で持てる程度のそこそこな大きさの箱を緋色が丁寧に開ける。
プレゼントとは言うがお店で買うような丁寧な包装の物とは程遠い、無骨な感じの箱だ。一体なんなんだろうか。
男『え?』
562: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/09/29(水) 00:50:29.71 ID:+6Bg2JYSO
飛龍『ちょっと構えてみて』
緋色『えっと、こうかしら』
左手で単装砲を持ち右手で側面を支える形で胸の前に構える。
563: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/09/29(水) 00:51:26.81 ID:+6Bg2JYSO
例え小さくてもそれは軍艦に搭載されていた兵器。ちゃちな拳銃なんかとは別物だと理解していたつもりだった。
それでも軽々とこれらを操る艦娘を見て、それほどたいしたものじゃないと思っていたのも事実だった。
飛龍『普段は私達が腕力にもの言わせて押さえつけてるものだからさ、課長さんなんか撃ったら骨の一本二本は覚悟しなきゃよこれ』
564: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/09/29(水) 00:52:05.05 ID:+6Bg2JYSO
飛龍『ちょくちょくこういう仕事やってるのよあの娘。新聞とか掲示板とか、あと艤装にペイントとかね!』
緋色『へぇ〜』
男『ん?艤装に無断で描くのって禁止じゃなかったか?』
565: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/09/29(水) 00:52:47.05 ID:+6Bg2JYSO
緋色『飛龍さんもペイントしてもらったりした事はあるの?』
飛龍『私はないのよねぇ。ほら空母って甲板と艦載機が装備なわけだけど、どっちも色とか書いてある文字なんかで見分けたりするからそういうのやると危ないのよ』
緋色『色?』
566: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2021/09/29(水) 00:53:58.54 ID:+6Bg2JYSO
男『結構繊細なんだな。正直もっと自由に操れるものだと』
飛龍『艦娘は基本的に内に秘めてる力を放出するものだけれど、私達空母は放ったそれを繋ぎ止めて操らなきゃいけないもの。それも幾つもね。だから潜水艦に並んで特殊なのよ』
緋色『潜水艦…』
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