忍野扇「だから忘れないでください。この愚か者」阿良々木暦「ああ……わかった」
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15:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/26(土) 22:41:14.75 ID:hAYTqdlSO
「なんで急にシーツを洗濯したんだ?」
「意味なんてないって言ってるでしょ」

最寄りのコインランドリーにて、濡れたシーツを乾燥機に入れ、ドラムがグルグルと回転する様子を眺めながら、乾くまで手持ち無沙汰な僕と老倉は、一見雑談とも見て取れるものの、その実、完全に一方通行な独り言を呟き合った。

以下略 AAS



16:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/26(土) 22:42:35.98 ID:hAYTqdlSO
常時情緒不安定な老倉育は、俯いて何やら考え込んでいたり、そして忍笑いをしてみたり、かと思えば頭を抱えて恐慌状態に陥ったりする。

「うう……阿良々木におねしょがバレた。恥ずかしい。死にたい。消えてなくなっちゃいたい」

一見すると狂人じみてはいるが、今となってはそれを彼女の個性として僕は受け入れ、あまり心配することなく、黙って落ちつくのを待つ。
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/26(土) 22:44:07.08 ID:hAYTqdlSO
「阿良々木」
「なんだよ」
「今すぐ消えて」

僕は消えない。
以下略 AAS



18:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/26(土) 22:45:19.82 ID:hAYTqdlSO
「子供が欲しいわ」

乾燥機が止まり、さあシーツを回収しようとした矢先、老倉育がおかしなことを口走った。

「どこかに落ちてないかしら」
以下略 AAS



19:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/26(土) 22:46:39.33 ID:hAYTqdlSO
「ひとまず」

老倉育は自分の考えを総括するように呟いた。

「何よりも先決なのは、子供の前で今日みたいにおねしょをしないようにすることよね」
以下略 AAS



20:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/26(土) 22:47:41.09 ID:hAYTqdlSO
「阿良々木」
「なんだ?」
「もう二度と嗤わないで」
「どうしてだよ」
「幸せそうに悦に浸るお前が嫌いだから」
以下略 AAS



21:名無しNIPPER
2020/01/29(水) 01:03:18.82 ID:6cdsBbTS0
余接がノーパンで阿良々木が尻子玉食われるの書いた人か


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