静香「まさか、こんな日が来るだなんて」
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72:名無しNIPPER[saga]
2019/10/07(月) 20:23:37.16 ID:pYPvRrqT0
静香はぷいと顔を逸らし、その横顔にジュリアはいたずらっぽい笑顔を投げかける。
そのまましばらく肩を揺らして笑い続け、それからふっと、穏やかに言った。

ジュリア「それで? 調子はどうだい? チハには勝てそうか?」

以下略 AAS



73:名無しNIPPER[saga]
2019/10/07(月) 20:24:29.72 ID:pYPvRrqT0
ジュリア「ははっ……こりゃあ楽しみだ。
    シズとチハのぶつかり合い、あたしも見させてもらうよ」

静香「ありがとうございます」

以下略 AAS



74:名無しNIPPER[saga]
2019/10/07(月) 20:25:41.08 ID:pYPvRrqT0



P「――二人とも、準備はいいか?」

以下略 AAS



75:名無しNIPPER[saga]
2019/10/07(月) 20:26:44.20 ID:pYPvRrqT0
そうして、千早と静香はそこに残される。
僅かな沈黙。
だがそれはすぐに、静香の穏やかな声で破られた。

静香「……いよいよ、ですね」
以下略 AAS



76:名無しNIPPER[saga]
2019/10/07(月) 20:28:22.45 ID:pYPvRrqT0
静香「私は、千早さんへの憧れを捨てるつもりはありません。
  だって……あなたならきっとまた私を超えてくれるって、そう信じてますから」

千早は息を呑んだ。
静香が揺るぎなく言い放った言葉……『きっとまた私を超えてくれる』。
以下略 AAS



77:名無しNIPPER[saga]
2019/10/07(月) 20:29:53.81 ID:pYPvRrqT0
――暗転。
拍手と歓声が徐々に収まり、わずかなざわめきと余韻を残す。
そして、ついにその時がやって来た。

照明が点くと同時にイントロが流れ始め、観客は再び沸き立つ。
以下略 AAS



78:名無しNIPPER[saga]
2019/10/07(月) 20:31:13.68 ID:pYPvRrqT0
――かじかんだ唇――

ほんの1フレーズ。
否、直前にマイクが拾った微かな呼吸音。
それが届いた瞬間に空気が一変した。
以下略 AAS



79:名無しNIPPER[saga]
2019/10/07(月) 20:32:54.26 ID:pYPvRrqT0
千早「……」

ああ――なんということだろう。
なんて素晴らしい。
なんて素敵なことだろう。
以下略 AAS



80:名無しNIPPER[saga]
2019/10/07(月) 20:34:22.95 ID:pYPvRrqT0
でも違った。
あなたは私に憧れたまま、私と対等になろうとしている。
憧れを抱いたまま、私を超えようとしている。
本来なし得ないはずのことをなそうとしている。

以下略 AAS



81:名無しNIPPER[saga]
2019/10/07(月) 20:35:20.31 ID:pYPvRrqT0
ああ――なんて凄い。
なんて凄い、なんて凄い……!
千早さん……あなたは本当に底が知れない!

私の意識の変化は、確実に私を成長させてくれた。
以下略 AAS



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