静香「まさか、こんな日が来るだなんて」
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80:名無しNIPPER[saga]
2019/10/07(月) 20:34:22.95 ID:pYPvRrqT0
でも違った。
あなたは私に憧れたまま、私と対等になろうとしている。
憧れを抱いたまま、私を超えようとしている。
本来なし得ないはずのことをなそうとしている。

だからこそ、だからこそこんなにも凄まじい……。
こんなにも素晴らしい……!
あなたの歌声は、私の想像を超えて高みへと昇ってくれた!
なんて素晴らしいことだろう!
なんて素敵なことだろう!
こんなにも身近に歌を高め合う相手が居たなんて!
ああ、嬉しい、嬉しい、嬉しい……!
あなたが居れば、私はもっと……もっと高みへと飛び立てる!

静香「っ……!!」

――それはほとんど無意識。
静香を見ていた多くの観客がその瞬間、逆側を向いた。
視線が、意識が、引き寄せられた。
そう……如月千早に。
その理由を真に理解している者はやはり少ない。

だがこれもやはり、静香は十全に理解した。


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