79:名無しNIPPER[saga]
2019/10/07(月) 20:32:54.26 ID:pYPvRrqT0
千早「……」
ああ――なんということだろう。
なんて素晴らしい。
なんて素敵なことだろう。
待ち望んでいた日が、こんなにも早く来るだなんて。
あなたはずっと私のあとを追っていた。
まだまだ未熟な私を慕い、敬い、憧れてくれていた。
付き合いの長い子たちの中には、私に本気でぶつかってくれる子も居た。
だってみんなは先輩でも後輩でも無いから。
だから当然、対等にぶつかってきてくれる。
けれど、あなたは違う。
あなたは後輩で、私は先輩。
それは紛れもない事実。
あなたが私に憧れてくれているということも、否定しようのない事実。
だから、もしかしたらあなたは私と対等になることはないんじゃないかって思ってた。
対等に見てくれないんじゃないかって、そう、思ってた。
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