絵里「例え偽物だとしても」
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883: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/14(月) 19:50:32.02 ID:raJY7OxV0


鞠莉「…待っていたわ」


以下略 AAS



884: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/14(月) 19:53:09.04 ID:raJY7OxV0


鞠莉「私は常に私でありなさい」


以下略 AAS



885: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/14(月) 19:59:50.65 ID:raJY7OxV0
鞠莉「——ええ、私はそれをソウルボックスと名付けた。それは脳に存在する意識という概念の発生源を見つけた時に私は考えた」

鞠莉「テキストやワードにはコピー&ペーストなんて便利な機能があるじゃない、それと同じ原理よ、意識の源が分かったのならその意識の源をスキャニングして、解析する。そして解析して得たデータを元に、私の脳にあるニューロンをアンドロイドを作ったのと同じ方法で人工的に再現して、機械的に私の記憶をコピーした」

鞠莉「するとどうなる?機械化された私の記憶がそこには出来て、ソウルボックスを埋め込んだアンドロイドの機械化された記憶が私の今この胸に刻まれているソウルボックスへやってくる、それを他のアンドロイドと連携させれば私はそのアンドロイドを乗っ取ることが出来る。そうして私はもはや半永久的な不死身になったのよ」
以下略 AAS



886: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/14(月) 20:01:56.38 ID:raJY7OxV0


鞠莉「そう、私よ?」


以下略 AAS



887: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/14(月) 20:04:54.34 ID:raJY7OxV0


鞠莉「第一に、それは人間でなきゃいけなかった」


以下略 AAS



888: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/14(月) 20:06:11.74 ID:raJY7OxV0
絵里「……それが私?」

鞠莉「そうよ、識別コードF-613、名前は絢瀬絵里、高校三年生」

絵里「………」
以下略 AAS



889: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/14(月) 20:08:53.15 ID:raJY7OxV0
鞠莉「さっき言ったわよね、あなたは私だと」

鞠莉「あなたの特徴は何?」

絵里「特徴…?」
以下略 AAS



890: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/14(月) 20:10:18.75 ID:raJY7OxV0
鞠莉「私もね、希に言われるまでは気付かなかったわ。自分のこの才能に」

鞠莉「私はこの才能を誇りに思った、けどね、私のやってることがいくらすごくてもそれって率直に言ってしまえば」


以下略 AAS



891: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/14(月) 20:10:46.32 ID:raJY7OxV0
絵里「……ええ、よく分かったわ。この力はあまりにも人間離れしすぎてる、それは鞠莉と戦ってる時によく分かった」

鞠莉「…そうよ、この才能は恐ろしすぎるの」

鞠莉「希はこの才能を才能とは呼ばなかった、多分希の優しさかしら」
以下略 AAS



892: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/14(月) 20:11:48.12 ID:raJY7OxV0
絵里「……じゃあ私が頭を撃ち抜かれても生きてるのは何故?記憶保存領域が壊れてるはずでしょ?」

鞠莉「あなたの死は私の死と同義だからよ、事実あなたの命はもう消えた。だけど私の命が残ってる」

鞠莉「私の胸に埋め込まれたソウルボックスが私の心臓の鼓動を検知しなくなったら自動的に機能を停止してあなたも死ぬわ」
以下略 AAS



893: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/14(月) 20:13:28.42 ID:raJY7OxV0
鞠莉「私を殺したらあなたも死ぬのよ、それでもいいの?」

絵里「いいわ、元々はない命だもの、もうどう使ったって後悔なんてないわよ」

鞠莉「……やっぱりあなたは私と同じね、その頑固な感じは私を見てるみたいだわ」
以下略 AAS



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