【安価】安価ファンタジー冒険者で地の文多めのマジメなやつ
1- 20
57: ◆a0UdM47R7d2e[saga]
2019/09/05(木) 21:54:23.88 ID:cOc3Nt7/0
「……なるほどねぇ」


カウンター越しに座る老爺はポツリとこぼす。
彼はこの宿の主であった。
以下略 AAS



58: ◆a0UdM47R7d2e[saga]
2019/09/05(木) 21:57:23.02 ID:cOc3Nt7/0
老爺……オスヴァルトと名乗った宿の主は手元には数枚の便せんを確かめるように読み返し、何度かミアと見比べていた。

それらは紹介状である。
院長はあの後、苦虫を噛み潰したような顔で紹介状をしたためてくれた。
どことも知れない、質の悪い宿に入られるよりはマシ。
以下略 AAS



59: ◆a0UdM47R7d2e[saga]
2019/09/05(木) 22:00:05.00 ID:cOc3Nt7/0
「あの……やはり、無理でしょうか?」

「うん?
 いやいや、そんな事はないさ。
 君より悪い条件の者もよほど多い」
以下略 AAS



60: ◆a0UdM47R7d2e[saga]
2019/09/05(木) 22:04:27.19 ID:cOc3Nt7/0
オスヴァルトの肯定的な言葉に思わずミアは身を乗り出した。

冒険者になる。
そう啖呵を切ったミアであったが、冷静に考えて敷居は高いのだ。

以下略 AAS



61: ◆a0UdM47R7d2e[saga]
2019/09/05(木) 22:11:09.20 ID:cOc3Nt7/0
「うん。
 君の雇用を検討しても良いとは思っている。
 が、今はまだ判断の材料が足りていないんだ。
 紹介だけではなく、実際に見てみない事にはね」

以下略 AAS



62: ◆a0UdM47R7d2e[saga]
2019/09/05(木) 22:17:26.17 ID:cOc3Nt7/0
「試験の内容だけれど……。
 今は誰の手が空いていたかな。
 全く、この年になると記憶が曖昧で困るよ」


以下略 AAS



63: ◆a0UdM47R7d2e[saga]
2019/09/05(木) 22:25:06.72 ID:cOc3Nt7/0
と、その時。
宿の扉が開いて軋む音を立て、誰かの足音がそれに続く。

その音につられミアが振り返ると……。

以下略 AAS



64:名無しNIPPER[sage]
2019/09/05(木) 22:25:31.66 ID:Lk9CUiQh0
1


65: ◆a0UdM47R7d2e[saga]
2019/09/05(木) 22:41:40.39 ID:cOc3Nt7/0
そこには、むくつけきヒゲ面の大男が立っていた。


「おーう帰ったぞー。
 爺さん、なんかすぐ食えるもんあるか?」
以下略 AAS



66: ◆a0UdM47R7d2e[saga]
2019/09/05(木) 22:58:50.09 ID:cOc3Nt7/0
「あぁ、ヴォルフか、いい所に帰ってきた。
 ちょうどたった今頼みたい事ができたんだ」

「あん?」

以下略 AAS



154Res/76.21 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice