【安価】安価ファンタジー冒険者で地の文多めのマジメなやつ
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57: ◆a0UdM47R7d2e[saga]
2019/09/05(木) 21:54:23.88 ID:cOc3Nt7/0
「……なるほどねぇ」


カウンター越しに座る老爺はポツリとこぼす。
彼はこの宿の主であった。

隻眼にして隻腕。
恐らく元冒険者なのだろう。
歴戦を物語る多くの傷跡が残る肉体は老いてなお巌の風格を保っている。

ただ、それが無用な威圧にはなっていない。

好々爺然とした柔和な表情と声色のためだ。
どこかから小さな菓子でも取り出して「食べるかい?」と孫を甘やかす様がきっと似合う。
そんな想像を、ミアが思わず脳裏に描くほど。

老齢らしく真っ白な頭髪も併せて、宿の屋号にある白犬を思わせるような人物だ。



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