【安価】安価ファンタジー冒険者で地の文多めのマジメなやつ
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56: ◆a0UdM47R7d2e[saga]
2019/09/05(木) 21:49:26.93 ID:cOc3Nt7/0

【冒険者の宿/喉笛破りの白犬亭】



院長、立場を同じくする修道女、自身を慕う孤児たち、そして両親。
皆の説得を終え荷物をまとめ旅立ったミアは今、生まれ故郷から遠く離れたとある都市の「冒険者の宿」に居た。


冒険者とはこの冒険者の宿に所属する者を指す。
その役割は、大小様々な困難……主に荒事を伴う可能性の高い困り事の解決だ。

例えば、凶暴な害獣の駆除。
危険な地域に棲息する動植物の確保。
開拓のための事前調査、そのさらに前段階としての探索。
また、大概の冒険者がある程度の戦闘技能を有するため商隊の護衛などを行う事もある。


素人では難しく、しかし国や領主が兵を動かすほどでもない。
そんな物事に当たる者たちの事である。
日常の中に居る傭兵、と言っても良いかもしれない。


そして冒険者たちを管理するのが冒険者の宿だ。

宿の主は冒険者に代わり様々な依頼を集め、安価な寝床と食事を提供し、代価として依頼報酬の一部を得る。
冒険者は報酬は減るものの、依頼探しや交渉などの雑事から解放される。

他にも幾らかの利点はあるが代表的なのはこの辺り。
百年ほど昔ならばともかく、現代では冒険者といえば宿に所属するのが当然とされる。
中には例外も居るが、それらの大半は賊と大差のないならず者だった。



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