【安価】安価ファンタジー冒険者で地の文多めのマジメなやつ
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65: ◆a0UdM47R7d2e[saga]
2019/09/05(木) 22:41:40.39 ID:cOc3Nt7/0
そこには、むくつけきヒゲ面の大男が立っていた。


「おーう帰ったぞー。
 爺さん、なんかすぐ食えるもんあるか?」


宿の中に野太く張りのある声が響く。
その声の出元を見るために、ミアは大きく見上げなければならなかった。

まるで岩の怪物かなにかだ。
それほどに大男は巨大で、しかも分厚い。
体のありとあらゆる部位が重厚な筋肉で覆われているのだ。
見るからに頑強な肉の鎧は明確に野性的な脅威そのもの。


振るわれた腕に小突かれただけで吹き飛ばされる自分を空想し、ミアは息を呑む。

知らずのうちにカウンターに縋るよう、数歩も後ずさってしまっていた。



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