227:名無しNIPPER[sage]
2020/03/21(土) 14:23:35.63 ID:g2tShfbyo
おつおつ
228:名無しNIPPER[sage]
2020/03/21(土) 19:51:48.35 ID:H4IBT/zYo
お疲れ様です
229:名無しNIPPER[sage]
2020/03/21(土) 22:50:10.19 ID:scL0oBCpO
ギャルゲーから読んでますよ
どれも好き
だか待つぞ
230: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/03/22(日) 13:55:14.92 ID:S0LjOGb+0
ばたばた、ばたん。
階段を駆け上がる音、扉の開け閉め、あるいはクローゼットのそれ、壁越しの話し声。
231: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/03/22(日) 13:56:29.95 ID:S0LjOGb+0
『点呼。番号を』
後藤田提督の声。野太く、低い。それだけ身が引き締まる。
232: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/03/22(日) 13:59:38.39 ID:S0LjOGb+0
『後藤田提督』
『どうした、淀の字』
233: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/03/22(日) 14:01:16.70 ID:S0LjOGb+0
『……少し、考える。時間をくれ』
ともあれ内容は理解できた。大淀が言っているのは、つまりこういうことだ。「佐世保や呉、パラオの行動理念と、我々CSARの行動理念は違うのではないか」。
深海棲艦を撃滅せんとする彼女たちと、隊列から落伍した兵士を救わんとする私たちでは、当然倫理や規範、規準が変わってくる。作戦の大義の中にあってなお、我々が追求すべきは果たしていかなるものなのか、大淀は問うているのだ。
234: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/03/22(日) 14:01:46.16 ID:S0LjOGb+0
大淀は静かに了承の言葉を唱えた。あとに続くものはいない。
『……それじゃあ、各自、また会おう』
235: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/03/22(日) 14:04:55.67 ID:S0LjOGb+0
しかし、とはいえ、ここは佐世保鎮守府。何も総勢二十四名でことにあたらなければならないわけではない。そもそも私たちは救難救助がメイン、出撃のスパンは異なるだろう。
「山城」
236: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/03/22(日) 14:05:40.80 ID:S0LjOGb+0
「それもそうだけれど」私は唇を湿らせて、宙を仰ぐ。「最初のブリーフィングのときに説明された海域の図を覚えている?」
「台湾とフィリピン……東シナ海からインド洋まで」
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