いつかの月が君に微笑む
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18:名無しNIPPER[saga]
2019/08/14(水) 22:14:16.53 ID:3RPf7FsGO
三人で声と手を合わせた。今日はよく歩いたし、お腹が空いている。美味しい、美味しいと箸が止まることなくどんどん皿の上の料理が消化されていって、気がつけば山もりだった皿が空になっていた。

母さんはその様子、を嬉しそうに眺め、時折「美味しい?」「今日は何をしたの?」と問いかけていた。

「娘ができたみたいで嬉しいわぁ」

「恐縮です」

妙に畏まった反応に、母さんは「そんなに堅くならなくて良いのよ、自分の家だと思って」と声をかけていた。

その様子を眺めながら延々と箸を進めていると、「カズだって、瑞穂ちゃんみたいな綺麗な子と一緒に遊べて幸せでしょ」と急にぶっこんできた。

「あー、あー、うん」

どんな反応をしても恥ずかしくなるような気がして、敢えて棒読みで返すと母さんは「分かりやすすぎるわよ」と笑い、それに合わせて瑞穂も笑った。顔が赤くなってしまうのを抑えるために、水を一気に飲んだらまたむせて、朝と一緒だとまた笑われた。


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