19:名無しNIPPER[saga]
2019/08/14(水) 22:23:43.81 ID:3RPf7FsGO
食事を終えると瑞穂、母さん、俺の順番で風呂に入った。
浴槽に張ったお湯を抜いて、軽く掃除をしてから寝支度を済ませ、自室に向かうと今日も瑞穂はまだ起きているようだった。
「おやすみ」
今日一日で少しは彼女との距離感も近付いたからだろうか、自然とその挨拶が口から洩れた。ドアの向こうから「お休み」と聞こえてくると、俺も自室に入って布団に籠った。
昨日とは違い、疲れているからだろうか。自然と眠りに就きそうになったところで、昨晩と同じようなコツコツ音が聞こえてきた。
微睡の中で何度か返すと、叩く音がお互いに弱くなっていった。嗚呼、明日はどんな一日になるだろう。
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