17: ◆do4ng07cO.[saga]
2019/08/09(金) 01:20:21.20 ID:akEPncPz0
杏子「マミさん、前に言ってたよね。『誰かが魔女に憑りつかれて死んでしまったら、きっと悲しむ人がいる』って」
マミ「ええ」
18: ◆do4ng07cO.[saga]
2019/08/09(金) 01:20:59.44 ID:akEPncPz0
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...聞いて、父さん
19: ◆do4ng07cO.[saga]
2019/08/09(金) 01:21:58.46 ID:akEPncPz0
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母さん...どうしたの、その怪我...
20: ◆do4ng07cO.[saga]
2019/08/09(金) 01:22:30.67 ID:akEPncPz0
あたしは、臆病者だった。
次第に家にいる時間も少なくなり、マミさんと一緒に闘うこともなくなった。
21: ◆do4ng07cO.[saga]
2019/08/09(金) 01:23:01.07 ID:akEPncPz0
杏子「ただいま...!?」
久しぶりに家に帰ってきて気がついたのは、鼻孔をつく匂いだった。
22: ◆do4ng07cO.[saga]
2019/08/09(金) 01:23:48.94 ID:akEPncPz0
マミ「あら、お帰りなさい佐倉さん」
血に塗れた身体のまま、いつもの声音で挨拶をしてきた。
23: ◆do4ng07cO.[saga]
2019/08/09(金) 01:24:21.23 ID:akEPncPz0
息が止まる。全身を針で縫い付けられるような感覚がした。
マミ「これで私たちを否定する邪魔者はいないし、早速魔女を倒しにいきましょうか」
24: ◆do4ng07cO.[saga]
2019/08/09(金) 01:24:49.85 ID:akEPncPz0
―――殺す
マミ「ちょっと、なにをそんなに怒ってるのよ」
25: ◆do4ng07cO.[saga]
2019/08/09(金) 01:25:40.79 ID:akEPncPz0
どれくらい経ったのだろうか。
あたしは、まだ生きているみたいだった。
26: ◆do4ng07cO.[saga]
2019/08/09(金) 01:26:08.41 ID:akEPncPz0
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27: ◆do4ng07cO.[saga]
2019/08/09(金) 01:27:05.02 ID:akEPncPz0
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杏子「うっ...」
医者「目が覚めたかい?」
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