アンチョビ「一万回目の二回戦」
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135: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 22:46:39.63 ID:8naFKaaW0
遅れました。すみません。
再開します。


136: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 22:48:22.74 ID:8naFKaaW0

「今回は、第3ステージをクリアできるでしょうか」

「さあなあ。それは私たちにもどうにもできないだろう。だが、とにかくプラウダの隊長には会いに行かなきゃな」

以下略 AAS



137: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 22:49:51.06 ID:8naFKaaW0

 7月26日になると、過去に交換した連絡先を引っ張り出してプラウダへ電話をかけた。

『何のようっ!? 今はあなたの相手なんかしてる場合じゃないのよっ!』

以下略 AAS



138: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 22:51:21.60 ID:8naFKaaW0

 プラウダの学園艦は始めてで、街を歩くと遠目に雪原が見えた。
 驚いて道行く生徒に訊いてみると、人工でなく天然物だそうだ。
 あの雪原を保つために学園艦の進路の調整でもしているのだろうか。そういう酔狂は嫌いじゃない。

以下略 AAS



139: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 22:53:19.60 ID:8naFKaaW0

 カチューシャの部屋へは15分ほど待った頃に通された。
 つい先程まで眠っていたことなど一切感じさせない様子で、カチューシャは「待たせたわね!」と宣った。
 私とカルパッチョは顔を見合わせてため息をついた。

以下略 AAS



140: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 22:54:15.74 ID:8naFKaaW0

 私とカルパッチョは、改めて説明を始めた。

 カチューシャは悪態をつくものとばかり想像していたが、思いのほか、説明を聞いているあいだは素直だった。
 うんうんと頷きながら、RF-8の中で行儀良く体育座りをしていた。
以下略 AAS



141: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 22:56:00.12 ID:8naFKaaW0

 …………。

「えぇ……?」「……はい?」

以下略 AAS



142: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 22:58:57.80 ID:8naFKaaW0

「ず、ずっとこのループの中にいるつもりかっ!? 本当にそれで良いのかっ!?」

「仕方ないじゃない、プラウダの雪が永遠に溶けないのと一緒で、カチューシャの勝利はもう決まったことなんだから」

以下略 AAS



143: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 23:01:05.12 ID:8naFKaaW0

「嫌とか嫌じゃないとかの話じゃないわ」
「……運命が何と言おうと、カチューシャは勝たなきゃいけないの」
「たとえ一万回繰り返したとしても、勝つのはカチューシャなのよ」

以下略 AAS



144: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 23:03:02.93 ID:8naFKaaW0

 あんまりな言いぐさに、頭へかっと血が上った。

「い、言わせておけばお前ぇえっ! アンツィオは弱くなんかないっ! いや強いんだぞっ!?」

以下略 AAS



145: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 23:04:28.19 ID:8naFKaaW0

「なんなら練習試合で証明してあげても良いけど、あいにく大洗との試合までのあいだに差し込む余裕はないわね」

 そこまで言うと、カチューシャはRF-8の中に敷かれた毛布へ倒れ込み「ノンナ、帰ってもらって」と告げる。
 もうこれで話を締めるつもりらしい。
以下略 AAS



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