144: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 23:03:02.93 ID:8naFKaaW0
あんまりな言いぐさに、頭へかっと血が上った。
「い、言わせておけばお前ぇえっ! アンツィオは弱くなんかないっ! いや強いんだぞっ!?」
「弱くない高校が、大洗に負けるわけないでしょ?」
私は「ぐ……っ」と声を詰まらせてしまった。
カチューシャの、言う通りだ。
すでに私は大洗との試合を12回も繰り返している。
それで大洗に一度も勝利できていないアンツィオは、はたして弱くないと言えるのだろうか。
ふいに頭をよぎった考えは、私の脳裏に染みついたようで、すぐに消えてはくれなかった。
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