静香千早「「アライブファクター」」 【ミリマス】
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20: ◆0NR3cF8wDM[saga]
2019/06/30(日) 00:29:55.98 ID:+e3phmGi0
と。
不意に、千早が振り返った。
視線がぶつかる。
こつ、こつ、こつ。千早はゆっくりと静香の方に向かってくる。
21: ◆0NR3cF8wDM[saga]
2019/06/30(日) 00:31:13.59 ID:+e3phmGi0
fsm.vip2ch.com
22: ◆0NR3cF8wDM[saga]
2019/06/30(日) 00:32:10.32 ID:+e3phmGi0
静かな、だが、確かな熱のこもった千早の一言が。
23: ◆0NR3cF8wDM[saga]
2019/06/30(日) 00:32:59.46 ID:+e3phmGi0
こつ、こつ、こつ。遠ざかる千早の足音が聴こえる。
30秒前です。促すスタッフの声もどこか遠く。
背中から、そして胸の辺りから、熱い何かが全身を駆け巡るようだった。
24: ◆0NR3cF8wDM[saga]
2019/06/30(日) 00:41:09.83 ID:+e3phmGi0
◇
25: ◆0NR3cF8wDM[saga]
2019/06/30(日) 00:41:51.18 ID:+e3phmGi0
静香千早「「アライブファクター」」
26: ◆0NR3cF8wDM[saga]
2019/06/30(日) 00:42:20.48 ID:+e3phmGi0
二人の声が重なり、
蒼の光と音楽が、会場を満たして行く。
27: ◆0NR3cF8wDM[saga]
2019/06/30(日) 00:42:55.06 ID:+e3phmGi0
……すげぇ。
誰かの声が漏れた。
28: ◆0NR3cF8wDM[saga]
2019/06/30(日) 00:44:03.52 ID:+e3phmGi0
間奏が終わり、今度の歌いだしは、千早。
直前、横目に静香を見やってから、
29: ◆0NR3cF8wDM[saga]
2019/06/30(日) 00:44:59.01 ID:+e3phmGi0
……闘ってる。
誰かが小さく呟いた。
30: ◆0NR3cF8wDM[saga]
2019/06/30(日) 00:45:42.37 ID:+e3phmGi0
『君に 憧れ』
31: ◆0NR3cF8wDM[saga]
2019/06/30(日) 00:46:15.02 ID:+e3phmGi0
……がんばれ。
その呟きは、果たしてどちらに向けられたものだっただろうか。
32: ◆0NR3cF8wDM[saga]
2019/06/30(日) 00:46:53.12 ID:+e3phmGi0
◇
33: ◆0NR3cF8wDM[saga]
2019/06/30(日) 00:47:22.82 ID:+e3phmGi0
「ありがとう」
34: ◆0NR3cF8wDM[saga]
2019/06/30(日) 00:47:58.51 ID:+e3phmGi0
「千早さん」
伝えたいことがあった。
35: ◆0NR3cF8wDM[saga]
2019/06/30(日) 00:48:27.27 ID:+e3phmGi0
呆気にとられたのは千早だった。
少しの間、静香の言葉を反芻して、それから千早は苦笑いを浮かべた。
36: ◆0NR3cF8wDM[saga]
2019/06/30(日) 00:49:00.49 ID:+e3phmGi0
◇
37: ◆0NR3cF8wDM[saga]
2019/06/30(日) 00:50:05.00 ID:+e3phmGi0
「……おいおい、ハル、美希」
38: ◆0NR3cF8wDM[saga]
2019/06/30(日) 00:50:43.54 ID:+e3phmGi0
ふふっ。
39: ◆0NR3cF8wDM[sage saga]
2019/06/30(日) 00:52:18.49 ID:+e3phmGi0
以上です。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
参考
40: ◆NdBxVzEDf6[sage]
2019/06/30(日) 01:15:18.35 ID:6qxDGfjWO
ミリマスでこういう千早SSは珍しいけどこの曲に合う話でよかった
乙です
>>2
最上静香(14) Vo/Fa
40Res/28.73 KB
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