164: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 02:06:27.28 ID:l0zubfjX0
……。
165: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 02:07:14.65 ID:l0zubfjX0
やっぱ男の人ってでりかしーない!
女心、なーんも分かってないし!
166: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 02:07:41.64 ID:l0zubfjX0
「こっちだこっち、隣のベランダ」
びっくりする真美の声にびっくりした兄ちゃんがいた。
167: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 02:08:08.03 ID:l0zubfjX0
「まさか、いつもにこにこしてる小鳥さんがあんなに怒るなんてな……」
「社長室では何話してたの?」
168: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 02:08:36.92 ID:l0zubfjX0
「俺は、思い上がってたんだな」
ちょっと遠くに見える繁華街の明かりを見ながら、兄ちゃんが呟いた。
169: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 02:09:03.38 ID:l0zubfjX0
兄ちゃんは、とっても辛そうだった。
「兄ちゃん、そっち行っていい?」
170: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 02:09:30.12 ID:l0zubfjX0
夜の風が、ベランダに座り込む真美たちに吹きつける。
「うー、さぶいさぶい……兄ちゃん、真美より薄着だけどだいじょーぶ?」
171: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 02:10:05.68 ID:l0zubfjX0
謝って項垂れる兄ちゃんを見て、真美はなんとなく分かった。
「俺は、知ってたんだ」
172: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 02:10:45.74 ID:l0zubfjX0
「真美の想いを知ってて、踏みにじったんだ、俺は」
兄ちゃんはゆっくりとゆっくりと、自分を締め付けていく。
173: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 02:11:13.61 ID:l0zubfjX0
「兄ちゃん、震えてる」
「あ……本当だ。情けないな……」
174: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 02:11:47.69 ID:l0zubfjX0
「本気だったんだな、真美は」
「うん、そーだよ」
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