105: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/18(火) 21:16:17.64 ID:5Y2de4vS0
「この馬鹿真美め」
「わっ?!」
106: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/18(火) 21:17:19.50 ID:5Y2de4vS0
「俺に合わせようと、無理してるんだろう」
「そんなこと……」
107: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/18(火) 21:17:52.38 ID:5Y2de4vS0
なんで兄ちゃん、そんなこと言うの?
108: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/18(火) 21:18:43.03 ID:5Y2de4vS0
涙がとまんない。
鼻もぐすぐすいう。
109: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/18(火) 21:20:10.10 ID:5Y2de4vS0
「何もそんな長期間休養しろってんじゃない。一か月でも、一週間でも、一日でも。ちょっと休んで、本当にやりたい形を探してごらん」
真美の身体を少し離してから、目を見て兄ちゃんが微笑んだ。
110: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/18(火) 21:20:52.36 ID:5Y2de4vS0
「真美、ずっと不安だったんだ」
兄ちゃんに涙を拭いてもらいながら、観念した真美ははくじょーした。
111: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/18(火) 21:21:22.33 ID:5Y2de4vS0
ちょっと迷ったような顔をする兄ちゃん。
「あー……真美の取り柄は、元気とやる気だけじゃないよ」
112: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/18(火) 21:21:48.97 ID:5Y2de4vS0
「可愛いからな、真美は」
「い……へっ?」
113: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/18(火) 21:22:22.02 ID:5Y2de4vS0
「えっ!? あ、あえっ……に……兄ちゃん!?」
「お世辞じゃないよ。こんな妹がいたらなーって何度も思ったしな」
114: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/18(火) 21:22:48.23 ID:5Y2de4vS0
「技術的なものも勿論大切だけど、そういう天性の雰囲気っていうのかな。アイドルにとってはとても重要だ」
って、結局アイドル論になるんだね。
115: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/18(火) 21:23:19.24 ID:5Y2de4vS0
「真美、ちょっとアイドル休もうかな」
「そうするか」
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