207: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 06:31:21.24 ID:xnInN/pyO
善子「ずら丸とこれからについて色々話してたのよ」
曜「そっか。ルビィちゃんは東京のイベントへの参加申請の手続きがあって生徒会室」
昨年忌まわしき0票を取ったあのイベントである
208: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 06:32:03.28 ID:xnInN/pyO
花丸「決まっています」
彼女が鞄から直筆のサインと印鑑が捺された入部届を取り出し、それを両手で持って正面へ向けながら私へ頭を下げた
花丸「お願いします。マルをもう一度、スクールアイドル部へ入れてください」
209: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 06:32:38.34 ID:xnInN/pyO
ハグを終わらせた後、私達は長机に座り今後について話し合った
花丸「記憶を失う前のマルと皆さんの関係は、善子ちゃんからだいたい教えてもらったずら」
善子「ヨハネよっ! でないと色々困るからね」
210: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 06:33:20.48 ID:xnInN/pyO
曜「もしそれで寂しさを感じるようなら、いつでも辞めていいからね」
突き放すのではなく、花丸ちゃんのためを想って
花丸「はい。でも寂しさを覚えるのはマルだけじゃなくて、皆さんも同じなんだと思います」
211: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 06:33:57.34 ID:xnInN/pyO
花丸「『解呪の書』を作り出すことが出来れば」
曜「『解呪の書』? つまり呪いを解くための書ってこと?」
善子「ええ、『その幻想をぶち[ピーーー]!』ってヤツね」
212: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 06:34:44.34 ID:xnInN/pyO
花丸「まあ、駄目元ですけどね。でも何事もやってみる価値はあると思います」
曜「そうだね」
スクールアイドル活動を始めてたった1年でラブライブに優勝したり、アク○ズの軌道を地球への落下コースから逸らしたりだってできるかもしれないんだし
213: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 06:35:25.61 ID:xnInN/pyO
曜「にしても、忘れられてしまったことかぁ。なんだか悲しくなるよね、そういうのって」
善子「ほんとにね。一時期流行っていたものが『オワコンだ』なんだって馬鹿にされてるうちはまだマシで、いずれ悪口すら言われなくなる。そういうの、嫌っていうほど見てきたから」
曜「おっ、アニオタの善子ちゃんらしい意見ですねぇ〜」
214: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 06:36:06.58 ID:xnInN/pyO
花丸「だってマルと善子ちゃんが恋仲だったなんて……信じられないもん//」
花丸ちゃんが恋する乙女の顔になる
曜「おっ? 顔赤くしちゃってぇ〜、そんなにこの堕天使が好きなのかぁ〜」
215: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 06:36:38.08 ID:xnInN/pyO
善子「何それ? 最初から見向きもされなかった、とか?」
曜「禁書に対する絶チ○みたいな?」
善子「は? 絶○ルファンのヨハネ様へ喧嘩売ってるの!」
216: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 06:37:19.60 ID:xnInN/pyO
花丸「絶○ルはともかく、中には見向きもされない以上に、悲惨な末路を辿ったものもあると思うんです」
曜「……なんかピンとこないんだけど、どういうこと?」
善子「なんとなくわかったわ。内容があんまりにも酷くてボロックソに叩かれた作品ね!」
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