男「この俺に全ての幼女刀を保護しろと」
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542:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 01:13:22.17 ID:7Hi8D/RJ0
差し出された太刀を手に取る紺之介に乱怒攻流はさらに己の有能さを見出すかのように縦笛を左右に振って見せる。

乱怒攻流「なんならもうばれちゃってるしここから援護してあげてもいいけど?」

紺之介にそう言いつつも彼女の目は愛栗子の方へと泳いでいる。
以下略 AAS



543:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 01:15:56.44 ID:7Hi8D/RJ0
愛栗子「ぬしの笛は紺の最期の命綱じゃ。そのためだけ≠ノ使うことに集中せい。わらわのために紺を守り、紺のためにわらわが動かねばならぬ状況を作るな。よいな」

彼女の命令口調に少しむっとした乱怒攻流であったがすぐにいつもの強気な表情を取り戻すと得意気に笛を構えた。

乱怒攻流「っ……まあいいわ。やってやろうじゃない」
以下略 AAS



544:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 01:17:48.40 ID:7Hi8D/RJ0
源氏を目前に紺之介駆けて呟く。

紺之介「そろそろ限界だ。次で終わらせたいところだな」

源氏「さァ! 幕引きといこうぜッ!」
以下略 AAS



545:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 01:22:07.41 ID:7Hi8D/RJ0
紺之介(やはり隙を突こうにも二段攻撃が同時に防御の役割も果たしている。攻撃は最大の防御とはまさにこのことだな。ならば今必要なのは力よりも手数。こちらも二段攻撃にするか? やはり乱に協力を仰いで……いや)

死闘の最中、彼は先ほどの愛栗子の言葉を思い出した。


以下略 AAS



546:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 01:23:34.81 ID:7Hi8D/RJ0
彼は覚悟を決めると素早く源氏の後ろに回り込んだ。
だが度重なる激闘の中で更に研ぎ澄まされた源氏の戦闘感の前ではその程度は不意を突くに至らず。源氏も直ぐに向きを変えて応戦にかかる。

しかし

以下略 AAS



547:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 01:24:59.00 ID:7Hi8D/RJ0
源氏(クソッ!)

紺之介にとっては千載一遇の好機。決着にも直結する一太刀を加えられそうな瞬間であったが彼はあえてそうはせず後方の愛刀を素早く拾い上げた。

源氏(何だと……?)
以下略 AAS



548:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 01:25:50.39 ID:7Hi8D/RJ0
源氏「ハッ! 抜かったな紺之介ェ! だが最期まで愛刀に拘る姿勢は嫌いじゃねェぜ!」

紺之介「その通りだ! 例え慣れぬ二刀だろうとこいつさえあれば!」

紺之介による高速の乱撃が始まる。
以下略 AAS



549:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 01:26:38.02 ID:7Hi8D/RJ0
紺之介「ふゥッ! くゥ!」

源氏「クソッ! 洒落臭せェ!」

とうとう攻守は完全に逆転。
以下略 AAS



550:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 01:27:36.04 ID:7Hi8D/RJ0
紺之介「あ゛ァ゛ッ!!!」

紺之介の最後の一振りが幼刀児子炉を叩き割りその勢いのまま刃は源氏の身体へと振り下ろされた。

源氏「ガッ……!?」
以下略 AAS



551:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 01:28:48.49 ID:7Hi8D/RJ0
紺之介「……狂人め」

紺之介の疲労困憊も限界を迎え両手から力なく刀を手放すと尻もちをついて座り込む。
息も絶え絶えに折れた児子炉の柄を握りこむとそこから黒服の少女が姿を現し紺之介の方へと倒れ込んだ。
愛栗子もそこへ駆け寄りて座り込むとまず紺之介から金時計を回収し倒れた児子炉を抱きかかえた。
以下略 AAS



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