432:名無しNIPPER
2020/02/09(日) 23:44:27.71 ID:0qU1zNu20
その要求に愛栗子は一瞬こそ驚きを見せたがそれが可笑しくて含み笑い一つ吹くと一気に張った気が解かれて笑いを上げた。
愛栗子「ふふふふっ……よいよいそれでよかろう。礼を言うぞ。それでは、いつかの」
愛栗子(この夢うつつな男……わらわが将軍様の女と知っておればまずこのようなことは言わぬであろうな)
433:名無しNIPPER
2020/02/09(日) 23:44:54.63 ID:0qU1zNu20
愛栗子が玄関から立ち去った後うつけ男は眠る赤子を見つめて一人目を丸くしていた。
用心棒「少し呑み過ぎたか? いや、まさか……だがあんな女見間違えるはずもねぇ……となると、このガキは……」
固唾、寝耳に垂らせば飛び起きそうなほど冷ややかな水であったが男の夢未だ覚めず。
434:名無しNIPPER
2020/02/09(日) 23:45:27.97 ID:0qU1zNu20
城に戻った愛栗子は壁越しに聞いた女中の話どおり大好木に呼ばれ彼の元に馳せ参じた。
愛栗子「愛栗子、参りました」
435:名無しNIPPER[saga]
2020/02/09(日) 23:46:58.62 ID:0qU1zNu20
「子運び鳥にでも攫われたのやもしれませぬ」
436:名無しNIPPER[saga]
2020/02/09(日) 23:47:37.07 ID:0qU1zNu20
続く
437:名無しNIPPER[sage]
2020/02/09(日) 23:55:23.02 ID:uiPIx2Z0O
おつ。え、愛栗子ちゃんって子供産んでたのかよw
438: ◆hs5MwVGbLE[saga]
2020/02/10(月) 00:47:09.05 ID:CaLDwjtG0
すみませんsagaをつけ忘れていたせいかなんか変なことになっていたので一応修正貼っときます
>>422
>>425
439: ◆hs5MwVGbLE[saga]
2020/02/10(月) 00:48:17.15 ID:CaLDwjtG0
女中「失礼します。至高様のお守りを……」
愛栗子「ばかもの。坊ならもう寝付いたわ……それに何度も言っておるようにわらわは愛しき我が子にお守りなぞ必要とせぬ。必要となったならばこちらから頼むまでじゃ。散れ」
440: ◆hs5MwVGbLE[saga]
2020/02/10(月) 00:49:14.15 ID:CaLDwjtG0
「あまり大きな声では言えぬのだが、もしや愛栗子様はその妖術の試しにされるやもしれぬ。何しろあの美しさだからな」
「それ程愛されてらっしゃるということでしょう」
441: ◆hs5MwVGbLE[saga]
2020/02/10(月) 17:45:18.48 ID:CaLDwjtG0
続き
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