440: ◆hs5MwVGbLE[saga]
2020/02/10(月) 00:49:14.15 ID:CaLDwjtG0
「あまり大きな声では言えぬのだが、もしや愛栗子様はその妖術の試しにされるやもしれぬ。何しろあの美しさだからな」
「それ程愛されてらっしゃるということでしょう」
「それはそうかもしれないが妖術とは我らにとって未知。もし上手くいかなかったとき残された至高様はどうなる? 否、もう将軍様は決断なさっているのかもしれん」
「あの、何を仰っているのか」
「女子なら育てていくらでも使いようはあるが、至高様は男子だ。血筋が祟って面倒なことになる……その前に……」
愛栗子「っ……!?」
愛栗子は思わず口を押さえ込んだ。
あまりの恐ろしさに漏れそうになった小さき悲鳴を力を入れて堪えたのである。
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