男「この俺に全ての幼女刀を保護しろと」
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430:名無しNIPPER
2020/02/09(日) 23:43:21.98 ID:0qU1zNu20
愛栗子「おぬし、看板からして護衛業の者であろう? ならば……ならばこの子を護ってはくれぬか! 詳しいことは話せぬ! 代も……今は急ぎで持ち合わせてはおらぬ! じゃが、どうか!!!」

彼女が己の意思で深々と頭を下げたのはそれが初めてのことであった。

用心棒「は……」
以下略 AAS



431:名無しNIPPER
2020/02/09(日) 23:43:50.71 ID:0qU1zNu20
用心棒「ハァ……わーったよ。代は、そうだな……いつかでいい。だが綺麗なお嬢ちゃん、アンタ自身で頼むよ」

酔った勢い口任せ。高位と美女には跪く。が、それらが男を筋の通った粋狂にさせるのだと後の時代でも語られる。故にこの時代の生き様を人はみな露離っ子と呼んだ。


以下略 AAS



432:名無しNIPPER
2020/02/09(日) 23:44:27.71 ID:0qU1zNu20
その要求に愛栗子は一瞬こそ驚きを見せたがそれが可笑しくて含み笑い一つ吹くと一気に張った気が解かれて笑いを上げた。

愛栗子「ふふふふっ……よいよいそれでよかろう。礼を言うぞ。それでは、いつかの」

愛栗子(この夢うつつな男……わらわが将軍様の女と知っておればまずこのようなことは言わぬであろうな)
以下略 AAS



433:名無しNIPPER
2020/02/09(日) 23:44:54.63 ID:0qU1zNu20
愛栗子が玄関から立ち去った後うつけ男は眠る赤子を見つめて一人目を丸くしていた。

用心棒「少し呑み過ぎたか? いや、まさか……だがあんな女見間違えるはずもねぇ……となると、このガキは……」

固唾、寝耳に垂らせば飛び起きそうなほど冷ややかな水であったが男の夢未だ覚めず。
以下略 AAS



434:名無しNIPPER
2020/02/09(日) 23:45:27.97 ID:0qU1zNu20

城に戻った愛栗子は壁越しに聞いた女中の話どおり大好木に呼ばれ彼の元に馳せ参じた。

愛栗子「愛栗子、参りました」

以下略 AAS



435:名無しNIPPER[saga]
2020/02/09(日) 23:46:58.62 ID:0qU1zNu20




「子運び鳥にでも攫われたのやもしれませぬ」
以下略 AAS



436:名無しNIPPER[saga]
2020/02/09(日) 23:47:37.07 ID:0qU1zNu20
続く


437:名無しNIPPER[sage]
2020/02/09(日) 23:55:23.02 ID:uiPIx2Z0O
おつ。え、愛栗子ちゃんって子供産んでたのかよw


438: ◆hs5MwVGbLE[saga]
2020/02/10(月) 00:47:09.05 ID:CaLDwjtG0
すみませんsagaをつけ忘れていたせいかなんか変なことになっていたので一応修正貼っときます
>>422
>>425



439: ◆hs5MwVGbLE[saga]
2020/02/10(月) 00:48:17.15 ID:CaLDwjtG0

女中「失礼します。至高様のお守りを……」

愛栗子「ばかもの。坊ならもう寝付いたわ……それに何度も言っておるようにわらわは愛しき我が子にお守りなぞ必要とせぬ。必要となったならばこちらから頼むまでじゃ。散れ」

以下略 AAS



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