430:名無しNIPPER
2020/02/09(日) 23:43:21.98 ID:0qU1zNu20
愛栗子「おぬし、看板からして護衛業の者であろう? ならば……ならばこの子を護ってはくれぬか! 詳しいことは話せぬ! 代も……今は急ぎで持ち合わせてはおらぬ! じゃが、どうか!!!」
彼女が己の意思で深々と頭を下げたのはそれが初めてのことであった。
用心棒「は……」
形式でも接待でもない。ただ懇願のための哀訴……それがうつけ男の琴線に触れたのかは愛栗子の知るところではないが男は差し出された赤子を抱き寄せて微笑を浮かべた。
602Res/308.77 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20